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親が嫌いで正直うざい!子供を苦しめる毒親の特徴と伝えたいこと

「親なんだから産んでくれたことに感謝するべきである」という考え方は、毒親が表面化してきた今、当たり前のことではないのかもしれません。「親だから」というただそれだけの理由で信頼し、感謝して、そのうえ何も言えないなんて、そんな苦しみを子供が抱える必要などないのです。

筆者も毒親に長く苦しめられてきました。自分も今は親になっていますが、だからこそ、「やっぱり何かがおかしかった」と感じることも多いです。

この記事では、親が大嫌い、嫌いで苦しいあなたに、「その不信感、間違っていないよ」ということをお伝えすると共に、家族の事でずっとつらい幼少期を過ごした私からのメッセージを贈ります。

親がどうしても嫌い!子供を悩ませる毒親の特徴

本当の本心では、好き好んで親を嫌いと思っているのではないですよね。自分だって、できることならこんなこと思いたくなかった、いい家族に恵まれたかったと思うけれど、嫌なものは嫌で違和感は消すことができない。

まずはあなたの感じていることが間違いではないということを知ってもらうためにも、子供を苦しめ悩ませる親の特徴をご紹介していきましょう。

「親の言うことは正しい」と子供を洗脳する

「親である」ということを武器に、子供を洗脳して何も言えない状態になるまで放置する親がいます。「あんたは子どもで、世の中の事を何も知らない、自分で稼いだこともない人間だから、黙って親の言うことを聞きなさい」という圧力です。

誰だって小さい頃から自分の親を見て育つのですから、ずっと親にそう言われていると「自分は間違っているんだ」「親の言うことが正解なんだ」という感覚を植え付けられるでしょう。

しかし、子供が世の中のことを知らなくても経済力がなくてもそれは当たり前。むしろ親が子供にそのことを持ち出すのは卑怯なやり方です。私も生きてきて思いますが、子供の方がよほど世の中を素直に見て、大切なことをわかっている、そう思うことは多いもの。親の人生経験の中にある個人的な価値観を、子供に押し付けることに意味はありません。

なんでもかんでも否定から入り、話を聞かない

子供が何を言おうとしてもろくに聞きもしないで、「どうせ○○できないんだから」「やめときな」「絶対に○○になるわ」とはなから否定する。これも子供を苦しめる親の特徴です。

確かに、自立できる年齢ではない場合だと、何かしたいことがあってもお金の面で親に助けてもらわなくてはいけないこともあるでしょう。それでも、大事なのはそこではないのではないでしょうか。

自分の子供が、自分の意思で伝えてきたこと、相談しようと言ってきたことに対して、きちんと全部聞いてよく考えてから子供と一緒になって考えてくれるのが親の姿ではありませんか?否定しかできない親は、そもそも親自身が人生を諦め、卑屈になっているのです。それを子供にも映し出しているのですね。

情緒が不安定で、子供に寄りかかる《依存してくる》

親も人間だから、もちろん完璧ではないんです。しんどいときもあれば、悩む日もあるでしょう。ですが、そのことを子供が察知して親の状態を顔色で見て判断しながら、「ああ、今日はなんか機嫌がよくて明るいんだ」なんてホッとしているのはおかしな光景なわけですね。

たとえば親の情緒が安定しているときは部屋は片付いていてご飯も食べられるけれど、親の情緒が不安定なときは部屋はゴミ屋敷でご飯もない……。心配しようとしても「ほっておいて!」なんて感情的に遮断したりする、これは依存型の親であることが多いでしょう。

精神的に子供に甘え、自分の世界に閉じこもると周りが見えなくなるタイプの親です。そのわりに子供に突き放されると、急にご機嫌をとったり、焦ったように「大好きだよ」なんて言うこともあるでしょう。

子供のプライバシーや気持ちを守らない

「どうしてもなんかズレてるんだよな」と感じる親もいます。子供のためと思っているのかいないのか、親がせっせとやることに対して子供は「やめてほしい」と本気で思っているパターンです。

たとえばちょっと学校に行きたくないと言えば、周囲の人にベラベラ喋ったり相談して回る。許可もとらずにスマホや部屋、引き出しを覗く。大事なことで何も動いてくれず、騒がないでほしいところで動き出す。そんな不信感を、ずっと言えずに抱えている子供もいます。

子供と言っても、一人一人に尊重されるべき気持ちやプライバシーがあります。親は子供を支配下におき、いつでも手の上で眺めていられるようにコントロールすることはできないし、してはいけません。

親が嫌いでつらいあなたに贈るメッセージと大切なこと

あなたの感じていることは、間違ってなんかいないよ

今見てきたような「しんどい親」に当てはまっていてもいなくても、もしもあなたが親の事を冷静に見て「どうしても好きになれない」と思っている違和感があるのなら、それは間違ってなんていません。

子供に毒を与える親の事を《毒親》と呼ぶように、あなたにとって、どんなに考えても理解不能で、どんなに我慢をしてもどうにもならない不信感がそこにあるのなら、罪悪感を持たずに「毒親だ」と言ってもいいと思うのです。

子供は、親の分身ではありませんし、親の期待に応えるための道具でもないですし、親を心配して気を遣ってあげなくてはならない「逆母親」でもありません。あなたは、悪くないですよ。

毒親は断ち切るのがとてもむずかしいタイプの親

あなたにとって毒になる親は、心からあなたを大事にしないわりにしぶとく、いつまでもあなたを縛ります。けれど、あなたはどうか、毅然としていてほしい。「親であってもおかしいものはおかしい」と言える人であってください。

それが言えなくなるほど親に縛り付けられると、長年苦しめられてしまったり、離れようにも離れられないことがあります。それは、毒になる親自身の内面が幼いからです。いくつになっても内面が育たない人は、歳をとればとるほど、根本的には変わることができない人のまま過ごしていきます。

だからあなたに対して、いずれ生活面でも過剰に頼ったり、結婚してからも何かと足を引っ張られる可能性だってあります。「歳おいた親に冷たくするなんてありえない」と情に訴えてくることもあるから。

できるだけ早く自立する道を考えてみて

本来なら、子供がしっかり自立できるように、親はサポートしたりアドバイスをおくる立場です。でも、厄介な親は、あてにしない方が無難です。

これを読んでくれているあなたが今何歳かはわからないけれど、毒親が近くにいるあなたに伝えたいのは、「目標や夢があるなら、なおさら一番に親から離れることをかんがえてほしい」ということなんです。

早くから自立することってすごく怖いし、不安でいっぱいになると思います。ちゃんと寄り添って、1人で生活を送るための色々を教えてくれる人もいないかもしれません。でも、親が嫌いで嫌いでしかたないのなら、早めに毒親だと気づいて、そしてできるだけ早く離れる。

そうすることが、あなたの心の安定にもつながっていくし、もっと世界は広いんだとわかるし、親の支配から逃れてたくさんの人と出会っていく中で傷を癒やすことができる。それは、早ければ早いほどいいと思うんです。

怖いかもしれないけれど、勇気を出してみてほしいと思います。

親が嫌いでも構わない!毒親にあなたの人生を奪われないで

家族の形や「いい親」というお手本は、この世にはありません。それぞれの家族、それぞれの形があるものであり、それは他人がとやかく言えることでもありません。

それでも、だからこそあなたがいるその場所、あなたの親が、あなたにとって安心できる場所でないのなら、正解がないからこそ、あなたの自然な感覚を尊重してあげてほしいのです。

あなたを身ごもり、あなたを産み落としたのは、あなたの親です。わが子に嫌いだ、嫌いで仕方ないと言われる親は、かわいそうだと思うけれど、同情する必要はありません。

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