kandouya

ネガティブ/マイノリティ専用WEBマガジン

誰にでも合わせられる自分。それ、八方美人じゃないよ!誤解されがちな「柔軟性のとても高い人」

「自分の本心を大事に生きましょう」「心に素直に生きれば楽しくなります」―こんな言葉、一度は聞いたことがあるでしょう。大人になればなるほど、行く先々で色んな壁や苦悩に巡り合う中で、たくさんの顔を作っていきますよね。

嫌なことでも笑って受け流すスキルや、スムーズに人付き合いするための嘘、現実無理だからと諦める気持ち……。でもそういうことではなく、自然にたくさんの顔を持っていて、基本的に誰にでも合わせられることでまるで「自分がない」「誰にでもいい顔をしている」「どれが本心がわからない」という見方をされて傷ついたことはありませんか?

あとになって、ふと振り返ると「自分ってどれが本心なのだろう?」「もしかして、誰にも本当の自分を見せてなんかいないのではないか」と虚しくなったり、わけがわからなくなったり。

本当の自分はどこ?自分はやっぱり八方美人なの?とつらくなってしまったら、どう考えればいいのでしょうか?

柔軟性や共感性が高い人ほど、誤解されやすいが本当は違う

よく裏表のない人が誠実であるとか、「あの人は人によって態度が違うから二重人格だ」なんて悪い意味で言われたりしますよね。でも、人間は多面性があって当然のはずで、本当は「誰に対しても同じ態度、同じ対応」なんてありえないはずです。人の心や内面は奥深いもので、たった一つの側面では語り切れません。

なのに、どうしても一般的には、その都度相手によって態度が変わったり、違ったキャラクターや反応を見せる人の事を「八方美人」「自分がない」と見る人がいるのが事実です。

「柔軟性がとても高い」ことと「流されやすい」ということの線引きがあいまいだから、こうした見方をされてしまうのでしょう。こっちの人にはこういうテンションで、こっちの人にはこんなキャラクターで、こっちの人にはズバズバと言うけれど、この人には言わない。というような柔軟性を場に合わせて発揮できる人は、八方美人でも優柔不断でもなく、どんな相手にも対応できる能力を持った人だと筆者は考えています。

そのことで「みんなにいい顔をしているけど、実は本当の自分がわからない人」と誤解をされる人もいるとは思いますが、「どの人に対する対応も嘘ではなく、全部本当である」と言えると思っているのです。

多面的に人と接することができることの凄さ

色々な顔を持ち、相手によってそのたびに「その人にとって心地よいやりとり、今話している人と波長の合う自分」に変わることができることは、凄いことだと思いませんか。これは理屈で説明できるものではなく、直感的に感じているのだと思います。なろうとしてなれるものでもなく、持って生まれた才能ではないでしょうか。kandouyaでは、こうした人の事を「カメレオン」と呼んでいます。

難点なのは、たくさんの顔がある分、知人同士が何かのきっかけで友達になった時に困るということでしょう。Aさんは「○○さんは穏やかで優しい」と言い、Bさんは「え?○○さんは結構ズバッと言いたいことも言うしざっくばらんな人だよ」という話になってしまったら、大パニックですよね。

正解はどちらも本当の姿である、という話なのですが、どうしたってこのパターンで行くとAさんが「○○さん、私には素で心を開いてくれてないのかしら」なんて変ながっかり感を覚えるかもしれません。

ここで「色々な一面があって面白い人ね」と笑ってくれればOKですが、そうでない人にとってはちょっと気まずくなったり嫌な見方をすることもあるかもしれません。

https://sensaichameleon.site/essay/post-8/

自分がないのではなく、「すべて自分」

そもそも「流されやすい」というのは、その場がよければそれでよく、後先考えていないということを言います。そうではなく、きちんと物事を考えた上で、その場がいいように変化するのは、偽りのあなたではなく本当のあなたです。決して誰にでも聞こえのいいことを言っている人ではありません。

こんな風に「色々な顔があって、柔軟に変わっていけるっていいな」と思ってくれる人との出会いがとても大切になりますよね。そう簡単には出会えないかもしれませんが、分かってくれる人は必ずいます。頑固で人の言うことが全く耳に入らないよりは、よほどいいとも言えるかもしれません。

一見、誰にでも愛想良く合わせているだけに見えるかもしれないけれど、その空気を読む力、スポンジのような柔軟性は、悩ましく思うことではなく才能だと言えます。また、誰といるかによって色々な自分を楽しめるのは、ある意味ストレス発散にもつながるでしょう。言いたいことをズバズバ言う自分も、丁寧な自分も、ふざけた自分も、全部あなたでありそのままでいいのです。

複数人より、基本1対1で付き合うのがおすすめ

世の中には本当に色々な人がいて、表面的にしか人を見ない人もいれば、どんなあなたでも「それでいいんじゃない」と思ってくれる人もいます。共感性や柔軟性が飛びぬけて高い人は、大人数での行動では自分の立ち振る舞いがわからなくなることもあるでしょう。

なので1対1で人付き合いをし、知人同士をつなげて輪にしていくよりは、シンプルな交友関係を持つと気持ちが楽かもしれません。どうしてもグループにならなければいけない時は、絶対的に理解してくれる人をそばに置いておく方が安心です。

そもそも論でいくと、誰にでも同じ顔をしている人なんていないはずですが、ちょっとした感じ方の違いや考え方の違いで、誤解されてしまうこともあります。でも、あなたはきっと「八方美人」ではなく「カメレオン」なので大丈夫です。自分を否定することなく、これからも自然体でいてください。/kandouya編集部

おすすめ書籍《トラウマ・HSP・アダルトチルドレン》

スポンサーリンク

Return Top