
こんにちは。kandouya編集部の森花です。
2019年の年の瀬。みなさんはどんな1年でしたでしょうか。私達は、時々壁にぶち当たりつつも、たくさんのことを考え、大きく動いた年になりました。
飲み会や忘年会シーズン!お酒の失敗をしないように気をつけましょう!笑
固い絆ができる人、離れていく人
1年は365日ですが、この1年という中でも、ずっと関わっていたいなと思える人ができたり、あっさりと終わった人間関係もありました。
人と人の相性とか、信頼関係のようなものというのは、やっぱりすぐに分かるものではありません。
当たり前かもしれませんが、ちょっと違和感のある人間関係とか、別に言うほどでもないけど若干もやもやするな?という人間関係とか。
そういう自分の直感的なものって、やはり結構当たるものです。お菓子の包装みたいに、はぎとってゴミ箱にポイ、とはいかないのが人間だから、ある程度は長期的に抱えていたりもします。
でも、時には自然の流れに任せることも必要なんじゃないかと思うんですね。
自分が何もしなくても離れていく人は離れていくし、自分が何もしなくても、離れない人はいるから。
人と人との相性って、実は理屈でアレコレと語るものではなく、結果的にはなれていった人に対して、「ああ、相性が良くなかったのだな」とひっそり心の中で結論づけて、自然にまかせてもいいんじゃないかなと思います。
今年は、友達に縁切られた!とか、Twitterブロックされた!などの人間関係で悩む人も多かったようですね。
傷ついた人もいるかもしれませんが、離れていく人はそれまでの関係。今そばにいる人こそ、あなたに必要な人なのではないでしょうか。
自分も相手も責めないっていうのも、すごく大事だよね。だってあなたは悪くないじゃん。
【やっちゃダメって思ってない?】人間関係リセット&断捨離のススメ。
表面的な部分におどらされないことってすごく大事
人と人の関係とか、繋がりというのは、結局「表面的なものにおどらされない目」を持った人が強いんだと思うんですね。
それはいつも目を光らせて人の裏を読め!とか疑ってかかれ!ということとは少し違っていて。
たとえば、実はすごく苦労してる人のほうが「いちいち人に喋らない」というところがあったりします。まぁ、言わないと悲しいとか寂しいとかつらいとか、誰にも伝わなかったりするんですけど、それでも喋らない。
こんなふうに、人によってはマイナスだと感じるような部分、謎めいてる、無口、人付き合いをあまりしようとしない、何考えてるかわからんー!といった人の心の奥には、本当はじわ~っとあたたかいものがあったりするんですよ。
【本当に人の痛みがわかる人】ただ傷つけば、わかるものではない。本物を見つける方法
逆にも同じことが言えて、表面的にはいつも誰かに囲まれて、何かと声に出す人でも、そこでは本当に求めているものが得られずに、1人で夜になると膝を抱えて「人生とはなんだ」「自分ってなんだ」と自問自答し続けていたりする。
人が見せている表面的な部分なんて、結局はあまりアテにならない、といったところでしょうか。
だからこそ、その一面だけで決めつけないで「この人はどうしてこうなったんだろう」とか「悩むこともあるんだろうな」とか、ちょっと優しさにも似た見方を持てる人が、増えるといいなと思います。
「依存心」は人を狂わせる
人は何かにいつも依存しています。「依存なんかしません」と言っている人でも、必ず何かに依存しながら毎日を過ごしていたりします。人間に依存しなくても、コーヒー中毒とか、タバコとかもね。これも依存だよね。
別に彼氏や彼女に依存していて「メンヘラ」とか言うのが依存体質!ってわけではなくて、何かに逃げ処や癒しを求めながら、人間は毎日を頑張っているんです。それはそれでいいと思うんですよね。
でも、私には失敗談があって、もう1年ほど前になりますが何か一緒に仕事をしようとしてチームを作ったんですね。最初は3人でスタートして、5人になって。最後は6人体制になりました。ただ、これがまさに「人間関係のむずかしさ」を私に教えてくれた経験でした。
今思うけれど、6人中で4人は「依存体質」だったと思います。何にかというと、やっぱり「人間に」なんですね。1人は必ずだれか一人依存する対象を見つけて「この人についていく!」としょっちゅう対象を変えている子。「1人が怖いから」というモチベーションでこのチームに依存する子。チーム内の1人に依存して、求めていたものと違うからと嫌いになってしまった人。
今思えば、依存のし合いが起こっていたなと思うんです。
「編集長(私)が可愛がって仲良くしているあの子が苦手。」「私だけ会話に入れないのが嫌」など、もはや女子中学生のグループ?と思えるような内紛が起こってしまったんですね。おい仕事はどこへ行った!(´・ω・`)
でも、そこで私もうまくやれなかった。最後には全員を突き放すことしかできなくなってしまい、とにかく中心になっていた自分が関わらないことで、全員の依存を断ち切ろうとしていた。相当、嫌われましたよ。
でもそこで追いかけることもしなかったし、私を嫌うことで自分を責めずにいられるのなら、それでいいやと思ってしまったんですよね。(向き合うことをやめたクズとも言う)。ああ、これじゃだめだと気づいた。
それでも私のそばに残ったのが、うちのライター、「なつのしん」なんですけどね。6分の1の愛で、私は立ち直りましたよ。ふわーっとした6人分の信頼より、強固な1人分の信頼を得たことで、十分満足した感じですね。この経験が、ステップアップにつながったことは確かです。
依存することで心の支えになることって確かにあると思うんです。でも、人に対する依存心は、強まると人を狂わせると思う。だから「ちょっと依存しちゃってるカナ?むふ」というくらいの「カワイイ依存」ならokだよね。
「この人私に依存してる」と気づいたり、「私、ちょっとこの人に深く入りすぎてる」とちゃんと自覚して、わかったらいい意味で距離感を見直して付き合うことで、人間関係はスムーズにいきやすくなるって思いますね。人ってほんと、むずかしくてめんどうで、情けないよね。でも、なくてはならないから。
親しくなると離れたくなる!距離が近づくのが怖い「境界の薄さ」
人と人には相性があるけど、自分の感性を信じて去る人を受け止める
ここまで書いていても思うけれど、やっぱり人と人って、近すぎるというよりは「去って行かれた」とか「嫌われてしまった」とか、去る人を受け止めることで成長できるのかなと思うんです。
同時に、離れてしまう人や予期しないさようならは、心が痛いけれど得られるものも多い。そのためには自分がちゃんとそこで考えなくてはいけないと、改めて感じています。「同じ失敗は繰り返さない」とかっていうのは、よく思うんだけど、それでも何回か繰り返してしまうこともあると思う。
その中で縁が途切れてしまった人に対しては、ただ「悲しかった」と嘆いていても自分がつらくしんどいだけ。
「去る人」を受け止めることで、そばにいる人の大きさや相性の良さに、きっともっと気づくことができる。そんなことをしみじみと思う、2019年最後の編集部会議でした。/kandouya編集部