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親しくなると離れたくなる!距離が近づくのが怖い「境界の薄さ」

誰かと親しくなればなるほど離れたくなるのは、どうして?

親しくなると突然人との関係を切ってしまいたくなる、あなたには思い当たる節がありますか?

当たり障りのない表面的な会話をする程度、話しやすい友人という関係を築くのは苦手じゃない。でも、それ以上踏み込んで「親友」のような存在になってくる、あるいは恋仲に発展しそうな雰囲気になると突然相手を拒絶したくなる。

このような悩みを持っている人は少なくありません。

どうして、人と深い関係になるのが怖いのでしょうか?人と適切な距離を保つことができないのでしょうか?この原因と心理状態を深く考えて、改善策を考えてみましょう!

特定の誰かと親密になれない人の特徴

親密になれないという悩みを持っている人の特徴をあげてみます。あなたにはどのくらい当てはまる点がありますか?

当てはまるからダメ・当てはまらないからセーフというものではありません。自分の心の傾向を知るために、まずは自己分析から始めていきましょう。

人と仲良くなるのは、下手じゃない

誰かと親密にならなくても、人と仲良くなったり、楽しく会話をするのは得意な傾向にあります。

相手に合わせた会話や話のトーンを選ぶことができるため「人付き合いがいつもうまくいかない…」といったことはあまりないのです。むしろ、複数人の交流の中でもうまく橋渡しができたり、相手の気持ちを推し量って行動できるため、すんなりと人と打ち解けていくことができます。

いい人、優しい、など褒めてもらえることもある

人付き合いや、人当たりに関して「優しい」「素敵」などと褒められることも多々あります。場の空気や人の気持ちを察することが得意なので、その分他人からの評価は高くなります。

孤立するということもなく、誰から見てもいい人で、良心的なイメージを持たれやすいです。

ある日突然、人と距離を置きたくなることがある

人からの評価は比較的よいのですが、当の本人はある日突然人との関係を遮断したくなります。特に、特定の誰かと親しくなって深い付き合いになったとたん、いきなり関係をシャットアウトしようとする傾向があります。

その心境の変化はなかなか他人には理解されず、心配されたり、相手を怒らせてしまうことも。実は、心の奥深くでは以前からずっと無理をしていたのに、何かの拍子にそれが突然爆発している可能性があります。

今まで楽しいと思っていたやりとりが、滑稽に思える

一度人間関係を遮断したくなってしまうと、今まで楽しいと思っていたこと、相手に抱いていた良い印象など、すべて否定したくなることもあります。

  • あの人のあの発言は嫌だった
  • 本当は嫌だと思っていたことに気づかなかった
  • 本当はこんなに親しくなるつもりなんてなかった

このように、今まであったことやお互いの関係全てを否定的に捉えて、消滅させようとしてしまうのです。今までと関係は変わっていないのに、あなたの心の中では大きな拒否反応が表れていて、周囲はまるでそれに気が付きません。それに対してもまた怒りや、苛立ちを覚えることがあります。

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ほどよい付き合い・距離感がわからない

どんな人とも、ほどよい付き合い方・ほどよい距離感を保っていくことが必要です。しかし、このように突然人間関係に疲れて爆発してしまう人はこの「ほどよい」の加減がわかっていません。

どこまで親しくすればいいのか、また相手はどんな関係を望んでいるのかがわかりません。それと同時に、自分自身が人とどんな風に、どの程度の距離感をもって接すればよいのか、常に不安になっていきます。

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人と親密になれない心理の原因は、境界線の薄さにある

人と親密になれない人や、突然人間関係を拒絶してしまう人は、自他の境界が薄いのが理由かもしれません。ここからは、あなたと他人の距離の取り方、人と他人の感情の区別などの特徴を深堀していきます。

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自分を受け入れてくれる人に飛びつきやすい

自分を受け入れてくれる人や、向こうから寄ってきてくれる人がいると、すぐに飛びついてしまうことはありませんか?

「この人本当にいい人!」「この人に巡り合えてよかった!」と、最初は心が大きく盛り上がります。その理由は、相手がどんな人かということよりも「あなたを受け入れてくれるから」であったり、あなたを必要としてくれているというところに理由があります。この場合、その相手は「あなたが自分の意思で選んだ友人ではない」ということになります。

褒められるとすぐに満たされた感覚になる

あなたは、少しでも褒められるととても居心地がいいように感じたり、寂しさや心細さが満たされて満足した気持ちになりませんか?

人は誰しも褒められるとよい気持ちになるものですから、多くの人が多少は当てはまることです。しかし、表面的な褒め言葉や、誰にでも当てはまるような褒め言葉にすら、高揚感を覚えて「この人とても良い人だな」「私のことを褒めてくれるなんて運命の人かも」なんてオーバーに捉えてしまうことも。

無意識に「相手がしてほしいこと」がわかり、実行している

相手の気持ちや場の空気を察する人は、無意識に相手のしてほしいことや、相手が喜ぶ対応の仕方がわかります。すると、自然に相手を喜ばせるような言動をしていることがあります。

例えば、相手が「楽しいね!」と言ったとき「そうだね、私も楽しい!」と言った方が相手は喜びます。また、向こうから誘ってもらうばかりでは相手は寂しがるかな?と勘ぐって、自分からわざわざ誘ったりする、なんてこともあります。

自分では「自分の意思でやっている」と思い込んでいるのですが、実際は自分の気持ちを基準に選んだ行動ではないことも多いです。実際には、「こうしたほうが相手が喜ぶ」「こう言った方が相手がいい気分になるだろう」という、他人軸で物事を決めて、実行に移している場合があります。

親しくなると急に防衛本能が働く

人はしばらく関係を続けていると、一歩踏み込んだ話をするようになったり、会う頻度や場所が変わったりと、関係が発展していくものです。

こうして関係が発展してくると、人は互いのパーソナルスペースに入り込むことが増え始めます。パーソナルスペースとは、人の親密さによって変わる物理的な距離感のこと。

例えば、顔見知りや知人程度の場合は120~350cmの範囲内にいることが多いとされます。親しい友人同士になると、45~120cmの範囲内に距離が縮まります。さらに、恋人や家族などとの距離感は、0~45cm程度のとても近い距離になります。

パーソナルスペースに人が入ってくると、危機感や嫌悪感を持つことがあります。それは、本当の意味で相手を信頼していない・好きではないということの現れなのです。この段階までこないと、あなたは自分の気持ちや、人との適切な距離感を自覚できないのかもしれません。

また、体の距離だけでなく、やり取りの仕方や話の内容、遊び方なども親しさによって変化してきます。

  • 名前の呼び方が変わる
  • 敬語からタメ口に変わる
  • 会う場所が変わる
  • 複数人から1対1になる
  • 深い話や深刻な話が増える
  • 旅行など泊りがけの誘いも増える

このように、親密さによって突然「自分相手が思った以上に近い距離にいる」ということを突き付けられるような感じがするのです。

自分の本意ではない関係になってくると、そこで突然防衛本能が働いて「もう関わりたくない!」と遮断してしまいたい騒動に駆られることがあります。

「自分の気持ち」に気づくのが遅く、人間関係に悩む

このようなパターンは、今までの人生で何度も経験してきたのではないでしょうか?

人と関わることは嫌いじゃない、むしろ人間が好き。なのに、自分の気持ちに従うことができず、本当の気持ちに気づくのがとても遅いのです。気づいたころには、もう相手はあなたのパーソナルスペースにがっつり入り込んでいて「今更距離を置くなんてできない……」と悩み、ドツボにハマってしまうのです。

人間関係で悩みやすい人は、相手の気持ちに迎合してしまいます。相手の望むことや、相手を喜ばせる言動が「自分自身の気持ち」だと勘違いし続けているのかもしれません。

「あーしんど。」人付き合いがとにかく疲れる。その原因を見つけて解決する方法

自分と他人の境界線に気をつけることで、親密さのコントロールができる!

いつも人に合わせてしまい、最終的につらくなって逃げたくなる人は、以下のようなことを意識的に考えて、自分の気持ちや行動をコントロールするように心がけてみてください。今すぐ変わるのは難しいですが、この事実に気づいているのと気付いていないのとでは雲泥の差があります。

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人との境界線が薄いと自覚し、意識する

あなたは、自分と他人の境界線がとても薄い可能性が高いです。

  • 相手が楽しいといえば自分も楽しいような気がしてしまう
  • 相手が悲しんでいると、自分まで泣きたくなってしまう
  • 「あなたって親友みたい!」といわれると、そんな気がしてしまう

このような経験がありませんか?これは、相手の意見に自分から迎合している状態です。

まずは、自分は他人の感情や思いに左右されやすいということを自覚して、境界を意識しましょう。「これは自分が思っていることなのか?」それとも「これは相手が感じていることなのか?」この2つの区別を、意識的にやっていくことからはじめましょう。

好きな人は「自分の心」で決めていい

友達や恋人を選ぶときに「自分の心」で決めるように意識的に考えてみましょう。

  • 私を好きだと言ってくれるなら、いい人だろう
  • 相手の好意に応えるべきなのだろう
  • みんなに人気がある人だから、いい人なんだろう

このように、他人の気持ちや世間の評価と、自分の気持ちを混同させないようにしてほしいのです。

もし、仮にあなたが本当に素敵だな、仲良くなりたいなと思う人がいたら、その直感を信じましょう。相手の気持ちは「ありがとう」と受け取るだけでいいのです。人を喜ばせるために、気持ちまで合わせる必要はありません。

相手を喜ばせようとしない

あなたは無意識に、相手の喜びそうな会話のやりとりや、相手の機嫌をとるようなことをやってしまうことはないでしょうか。本当は大して好きでもないのに「私も好きかも」と言ってしまったり、本当は気が乗らないのに「楽しそうだね、私も行こうかな」なんて無理をしてしまうことがあるのではないでしょうか。

あなたは、自分の気持ちにもっと素直になっていいのです。相手を喜ばせるのは、あなたの仕事ではありません。あなたが自分の意見を言ったり、相手に合わせないマイペースな言動をしたことで、その人があなたを嫌いになったとしても、何の問題もありません。あなたは、自分をもっと大切に、自分の心の声に耳を貸してあげてください。

礼儀やマナーと、自分の気持ちを混同しない

人付き合いにおいて、礼儀やマナーは大事にするべきとされている日本。例えば、何かをもらったらお返しするとか、好意を受けたら何かを返すのが常識というような考えも根強いですよね。

しかし、このような礼儀やマナーも、無理して頑張っていると自分の気持ちが分からなくなってしまいます。

この人は自分に良くしてくれるから、何か恩を返さなければならない。自分のことを褒めてくれるから、自分も褒め返さなければいけない。いつも誘ってくれるから、私も誘わなくちゃいけないのかも。恩を返すのは、義務ではありません。あなたが本当に「感謝」を感じるなら、物や言葉のお返しをする必要もあります。しかし「~でなければならない」という義務感で、相手に何かを与えることはやめましょう。

定期的に「本当に信頼できる人」に人間関係を客観視してもらう

今まですべて無意識でやってきたことを、突然完璧に変えていくことはなかなか難しいもの。そこで大事なのは、信頼できる人の客観的意見です。

  • いつから
  • どのような関係
  • 相手からの対応
  • 自分からの対応
  • 今の気持ち
  • 抱えている不安

このように、特定の人間関係について不安なときは、事細かに話して客観的意見をもらうのも一つの方法です。しかし、相談する相手は必ず気持ちをわかってくれる人、もしくは理解しようとしてくれる人に限ります。

ネット上の質問掲示板などでもいいので、自分の正直な気持ちと現状を誰かに客観視してもらう機会を設けてみましょう。

https://afi.vernis.co.jp/link.php?i=5d24322383f56&m=5e9e759f05911

人と親密になるのが怖いなら「自分の気持ち」を意識してみて!

相手の気持ちに合わせすぎてしまう人は、自分でも気づかないうちに他人のペースに巻き込まれている場合があります。

気づいたときにはもう、相手と自分の距離が縮まりすぎて後に引けなくなっている……だからこそ突然関係を拒否したり、自然消滅させてしまったりするのです。

恋愛でも、友人でも同じです。特定の誰かと、親しくなればなるほど距離を置きたくなってつらいと感じるなら、まずはあなたの本当の気持ちに気づくことから始めてみてはどうでしょうか。/Kandouya編集部

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