「ああ~何もしたくない。何もかも面倒!どうしようもない……。」こんな時ってありますよね。
散らかった部屋、やることの整理、人との関わりや連絡、すべてを投げ出したい!という時。自分でもはやく復活したい気持ちだけど、ぼーっとしたまま一日を過ごせてしまうんですよね。
こんなとき、どうすればいいのでしょうか。この記事では何もかも面倒な時に逆効果となる行動や、解決方法についてご紹介します。
何かも面倒になってしまう時って、こんな状態!
何もかも嫌!面倒!と思う時、あなたはこんな状態に陥っています。
「本当はやるべきだ」と自覚している
何もかも面倒だからといって、あなたは目の前にあるやるべきこと、やったほうがいいことに対して理解していないわけではないはずです。むしろわかっていて、分かっているけどできないことに対して苛立ち、より一層無気力になっているのです。
たとえば明日はゴミの日だからきれいにしなくちゃ、でもそうです。仕事のために考えなければならないこと、人に言っておかなければならないこと、予定の調整も本当はしなくてはいけないことなど。わかっているのです。
まずここを間違えないようにしましょう。あなたは「わかっている」ということです。
相手からの反応を気にしている
何もかも面倒になる理由には、いつも相手の反応を気にしてちゃんと考えて行動してきた結果とも言えます。仕事の相手、恋人、友人、その他の対人関係、すべてにおいて「相手ありき」のことであれば、あなたは気を遣ってちゃんと考えることができる人。
「こうしておかないと、あの人はこう思うだろう」「こう言えば、あの人は嫌な顔をするかもしれない」など、自己中心的な考えができない人だから、ストレスが溜まるのです。
その結果、気づいたときには人間関係が億劫になり、ああ!もう全部面倒だわ!と爆発するのですよ。
やることがありすぎてパンクしている
なんでもかんでも1人で抱え込んでしまう性格の人は、頭がよくて強いけれど、いつか無理がたたるものです。たとえば毎日のルーティーンの中でやらなくてはいけないことがあまりにも多すぎる、次から次へとやることが溜まる、解決したかと思ったらまた別の問題や課題が襲い掛かってくる。
それでも日々立ち向かい続けるのは、簡単なことではありません。そして、立ち向かい続けてしまう人は、自分が疲れていることや自分の心がオーバーしていることに気付くのが遅いです。
あなたは最近ゆっくり呼吸をした覚えがありますか?浅い呼吸になるくらい、今日が何曜日か忘れるくらい、忙しくしているのではありませんか?
嫌なことを我慢し続けている
本当は嫌だと感じていることを、「仕方がない」で片づけてひたすら我慢していませんか。仕事で嫌な人間がいても「これは社会人だから仕方がない」。身近な人に不満があっても「人間だからうまくいかなくても仕方がない」。
こうやって嫌だと思うことを、正直に嫌だと声に出さない人こそ、何もかも面倒になる人なんですよ。何もかも面倒なんだよね、なんて言葉だけ聞けば「いいかげんな人間」のように思えるかもしれませんが違います。
ちゃんと考えてむやみに物事から目を背けず、ちゃんと大人な対応をしてきたから、嫌になるのです。
何もかも面倒な状態から脱したいのに逆効果になる行動とは
何もかも面倒だけどなんとかしなくちゃ……と思っているとき、これをすると逆効果になります。意識して避けるようにしてください。
自分に「頑張れ」と圧力をかける
何かも面倒な時に「がんばらなくちゃ」「頑張れよ自分」と圧をかけるのは逆効果です。そもそも、頑張ってきたから何もしたくないわけなのに、もっと頑張ろうと思うことで余計自分を追い込み、できないことでさらにイライラします。
むしろ「あ、頑張り過ぎているんだな自分」「頑張っちゃダメ」と自分を許してあげましょう。その気づきがないと、いつまでも何もかも面倒な無気力状態から脱することができません。
自分のダメなところを探す
「こんな自分ではだめだ!」「○○もできていないし、これもできてないし…」と、自分のだめなところを探すのも逆効果です。何もかもが嫌な状態なのに、自分のハードルを上げてしまうからです。
たとえば「時間なんて頑張ればあるはずなのに、洗濯すらしてないよ……」と思ってしまうと、どんどん自分が嫌になります。それが余計に自己肯定感を下げ、やる気を削いでしまいます。
自分自身のあら探しは一度ストップして、できていない部分に注目するのはやめましょう。
明日のことを事細かに想像する
自分の毎日のことなので、今日できていないとこうなるだろうと予測できると思います。そのとき、前向きな自分を想像できますか?ほとんどの場合、「明日はこれをやって、これもやっておかないと自分はだめになる…」と考えるでしょう。
これも自分を追い込み、「明日が来てほしくない」と思ってしまう原因になるのでやめておきましょう。考えるのは、今日のことだけでいいのです。眠れなくなったり、焦る気持ちがあなたの気持ちを落としていくのです。
何もかも面倒な自分から脱却するためにすぐできること
ここまでは「逆効果」になること、してはいけないことを見てきましたが、では「したほうがいいこと」はなんでしょうか。ここからが本題です。何もかも面倒で嫌な自分からなるべく早く脱却するために、すぐできることをご紹介します。
頭を支配していることから「完全に」離れる
何もかも面倒になる人は、これがなかなかできていません。たとえば、人間関係に煩わしさを感じているのであれば、一切誰とも連絡を取らないようにして、スマホを見ない日を作る。その間に満足いくまで寝てもいいですし、漫画を読みふけったり、映画を見たり、とにかく完全に離れる時間を設けましょう。
仕事のことが頭から離れないのであれば、考えないでいいように仕事に関係する人とは関わらないのもいいです。友達に会いたいのであれば、昔から知っていて同業ではない友達がベスト。
そうすることで、頭と心の休息を図ります。
今日だけは「自己中心的でいい」
誰かのことを考えるのはお休みしましょう。自分がどうするか、どう言うかによって、誰かがこなるであろう、こう思うであろうという気遣いをしない時間を作ることはとても大切です。
誰でも本当は自分のことが一番大切なものですし、それでいいのですよ。あなたがあれこれ考えてあげる、配慮することによって、誰かがそれに甘えている現状はありませんか?何でも、「先に自己中心的になったもの勝ち」みたいなところはあります。
そうでない人は、結局頑張ってしまうし、考えてしまうし、してあげてしまうのです。何もかも面倒なほど疲れているなら、思い切り自分中心になってみること。できなくても、そうするのです。
目に見えるご褒美を自分に贈ってあげる
最近、目に見えてはっきりとわかる自分へのご褒美を、自分にあげていますか?精神的なご褒美、たとえば誰かのために頑張って感謝されるとか、仕事でがんばって褒められるなどは、気持ちの問題です。
確かに気持ちは大事です。精神面はモチベーションに直結しています。しかし、形として残しにくいものでもあります。実はこの目に見える何かを自分に贈ることで、満足度が上がるのです。
たとえば安物でもいいので、一着好きな洋服を買う。好きなおやつを買ってきて好きな時間に食べる。少しくらいなら自分のお小遣いとして、投資してもよいのです。読みたい本を買うことも、一つの自己投資です。形に残る物を手にして、充実度をあげていきましょう。
部屋の一部分だけきれいにする
何もかも面倒で、部屋も汚くて、ろくに片付けもできていない。こんなことくらい、人間ですからよくあります。部屋の乱れは心の乱れなんて言いますが、部屋が乱れているとお風呂に入る気も失せたりします。
そこで自分の身の周りだけ少しキレイにしたり、お気に入りの洋服タンスだけを整理してみたり。スマホの画面を拭いてみるだけでもいいでしょう。前髪を少し切ってみるなどもおすすめ。
全部綺麗にしようとしないで、わずかな部分をきれいにすることで、スイッチが入ることって多いです。女性がメイクをするとスイッチが入ったり、マニキュアを塗るだけで少しモチベーションが上がるのと同じ。ハードルを上げすぎない方が、動き出せることがあります。
何もかも面倒な時こそ、自分を大事にすること!
何もかも面倒!何もかも嫌、何もしたくない……こうした波がある気持ち、すごくよく分かります。でも、どうにかならないものかと考えたり、だめだとわかっているからこうしてこの記事をあなたは読んでくださっているのですよね。
物事を深く考えていなかったり、ある程度息抜きを自然にできる人は、何もかも面倒にはならないものです。あなたは、日頃よく頑張っていて、自分に厳しいか、きちんと毎日をこなしている人なのだと思います。
疲れた時は自分のことをとにかく大事に、ゆっくりと休んでくださいね。それが何より、何もかも面倒な状態から脱する大切なポイントですよ。/kandouya編集部