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新生活が怖い?知らない場所に飛び込むあなたへのメッセージ

春は、新生活が始まる季節です。しかし、新生活って案外キラキラしたものではなく「不安」「怖さ」の方が強くて、今にも逃げ出したくなるような気持の人も多いですよね。

新生活や新年度を不安な気持ちでスタートさせるなんて……と、そんな自分に対して情けなさや、弱さという印象をさらに強めてしまうことも少なくないです。

この記事では、ちょっとでもそんな「新生活が怖い」という気持ちを和らげることができればと思い、多くの方にエールを送りたいと思って書きます。

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なんでこんなに新生活が怖いの?

本来新しいスタートである上に、成長のときでもある春。それを、なぜこんなにも不安が独占してしまうのか、その理由を考えてみましょう。

環境の変化が怖いのは「ホメオスタシス」という本能のせいかも?

「変わる」ということに対して不安を感じるのは、人の本能でもあります。

「ホメオスタシス」という言葉、きいたことがありませんか? これは、自分の状態を一定に保つことで自分を守ろうとする脳の働きのことを指しています

今までの生活は、あなたにとって「安全」であり「習慣」であり、ホームだったのですね。もちろん、日々色々な苦悩や葛藤を抱えながら生きていたと思います。それでも、朝起きてまたいつもの日常が始まり、何事もなく1日が終わる……というルーティンには、無意識の安心感があったはずなんです。

これが新生活では一変、脳は色々な可能性や危険性を予測して「怖い」「やめたい」という信号を出します。知っている人、知っている場所、知っていることにしたいしては「大丈夫」「安心」「できる」という信号を出します。怖いものや未知なものに対して「怖い」という信号を出し私たちの身を守っている部分があるということです。

だから、あなたが弱いとか臆病者ということではありませんよ。

知らない人を「敵」と感じやすい

知らない人に対して「敵」のような感覚をもってしまうことってないでしょうか?

たとえば、知らない街を歩いていると、行き交う人がすべて自分を白い目で見ている気がしたり「誰お前?」という高圧的な目で見ているような気がしてしまう……

元々大人しい性格の人や、内に秘めてしまう性格の人は、そういう「知らない人の視線」に敏感になってしまうことも多いです。先ほども言ったように「知らない」ことに対する不安から、脳が勝手に「みんなが敵に見える」「受け入れられていない気がする」と錯覚してしまうこともあるのです。

しかし、本当は誰もあなたを「敵」だなんて思っていないし、思ったとしてもそれはあなたに問題があるのではなく、相手に問題がありますから、気にしないでOK。

やりたいことよりも「やるべきこと」に意識が向いているかも

あなたは新生活で、どんなことをしたいですか? どんなことにワクワクして、どんなことを楽しみにしていますか?

新生活が怖いと思ってしまう人は、もしかすると「新生活でやるべきこと」の方に意識が向きすぎているかもしれませんね。新しい生活では、今までやってこなかったこと、初挑戦すること、準備すること……いろんな「やるべきこと」がいっぱいなんです。

そして「やるべきこと」ばかりに意識が向いてしまうと途方に暮れてしまいます。

  • お金をちゃんとやりくりしなきゃ
  • 家事も自分でやらなきゃ
  • 友達もいっぱい作らなきゃ
  • 勉強もしなきゃ
  • 会社に早く馴染まなきゃ
  • 立派な大人(学生)にならなきゃ

こんな風に「もっとこうしなくちゃ」という真面目さが、新生活が怖いという感覚に結びついているかもしれません。あなたはきっと真面目で、少々完璧主義になっているかもしれません。

大丈夫です、世の中のたくさんの人が新生活をなんとかやれています。世の中の多くの人ができるのに、あなただけできないなんてことはありません。それに、最初から絵に描いたような「ワクワク!ドキドキの新生活をエンジョイ!」なんて、できている人も、そんなにいないんですよ

始めてから「あぁ、これはこうしちゃダメなんだ。じゃぁ、次からはこうしよう。」というトライアンドエラーを繰り返すだけでいいのです、最初から一定レベルを目指そうと頑張ることなんてありません。

それよりも、新生活が始まったらどんな楽しいことが起こるか!? どんな出会いがあるか!? どんなにダラけても部屋に友達や恋人を連れ込んでもいいんだ! とか、そういうことをもっと考えてみてください。

心配なことは、誰かに相談したり、体験談を聞いてなるべく早めに安心して

環境の変化や新生活に対しての漠然とした怖さではなく「コレが心配!」というはっきりした問題があるのなら、それをちゃんと消化しておくとよいです。

新生活が始まると、心も体も疲れます。その時のために、今心配なことや問題視していることがあったら、それを重点的に解決しておくとか、方法を考えておく方が、あなたの心のためになります。

たとえば、友達や先生、親、先輩、ネット上などでも構いません。「これが心配なんだけど、どう思いますか?」という風に、ピンポイントで悩みを相談したり、実際に経験した人の話を聞いてみてください

実体験を元に話してくれる人の意見は、実に参考になります。あなたが予想してモヤモヤしていることも、実際はこうだったよ、こうしたら大丈夫だったよ、という提案をしてくれることも。吐き出すだけでもストレスは軽減しますから、決して自分ひとりで何とかしようと思わないで、誰かに話してみてくださいね。

新生活が怖い! そんな不安は「今までの自分」を振り返ると軽減する

あなたはきっと、今までもいろいろな環境の変化を経験してきたと思います。小さなころから、入学や卒業、進級、部活への入会、習い事、友達や恋のこと……

そのときの「不安だったけど、過ぎてしまえばなんとかなっていた」ということを思い出してみてください。

「やってみたら案外何とかなかった!」っていう経験ない?

やるまでは不安だったけど、実際に始めてみたらなんとかなった、ということは多くの人に経験があると思います

きっと、今回の新生活も同じことなんです。今回はちょっと規模が大きいし、自分自身も成長しているから、いろいろな可能性が見えてきて不安の量も今までより大きくなっているだけ。

でも、あなたは実際にちゃんと成長しているから、今までのように「やってみたら案外何とかなった!」という体験をもとに、怖さを一歩乗り越えてみてほしいです。

もちろん「何とかなると思っていたけど、ならなかった」ということもあるでしょうし、今後もそういうことはあります。でも、失敗したって何とかなります。少しだけ真面目さを捨てて、肩の力を抜いて「今までもなんとかなってきたじゃん」という気持ちを大事にしてみてください。

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100点を目指さないで! 半分くらいできていればOKだよ。

新生活では、もちろん新しい挑戦や勉強、乗り越えなければいけないことがあるでしょう。

でも、そのどれもが「100%満点」でなくていいのです。はじめてのことは、3割できればいいとしましょう。半分くらいできれば上出来としましょう

今まで、優秀でなければいけない、もっともっとできるようにならばければいけない、と思ってきたかもしれません。でも、大人の社会は100%で生き続けるのは無理なんです。100点満点なんて、存在しない世界です。

真面目な人、自分に厳しい人ほど、満点を目指してはいけないということを、忘れないでほしいです。

今までよりちょっと成長した、以前よりちょっとマシだ、去年の自分にくらべたら、大きく変化している! そんな小さなことに、誇りと自信をもってくださいね。

人間関係では、すべての人に評価され、好かれようとしないで

新生活大きなハードル、それが人間関係です。

どんな人にもよく思われたい、いい人として接しなきゃ、ちゃんと評価される人にならなきゃ。

もちろん、そういう良心的なところや、頑張り屋さんなところはあなたのいいところなんだと思います。でも、新生活では相手のことをまったく知らない関係性が多く、自分自身も不安でいっぱいですよね。

そんなときに「相手に好かれよう」「いい人と思ってもらわないと」と思って頑張りすぎると、パンクします。

人って、全員人の好みや考え方、感じ方が違います。だから、あなたがみんなに好かれようと頑張っても、人は全員違った感じ方をするので、あんまり意味がないんです。

あなたはなるべくそのままで、自然体でいいんです。人を傷つけたり、傲慢な態度をとりさえしなければよしとしましょう。若いうちからみんなに好かれようと頑張るクセって、大人になっても、おじさんおばさんになってからもなかなか抜けないんです。そのため、いろいろな人が生きにくさを感じて心を病んだり、体調を崩したりします。

だから「みんなに好かれる必要はない」「自分をいいと思ってくれる人を大事にする」ということだけでも、全然OKなんですよ。

新生活が怖いのは、たくさんの人が経験しています。不安を無理になくそうとせず、ちゃんと見つめてね。

環境の変化や新生活が怖いと思うのは、当然なんです。今までとホームが変わるんですから、怖くて、不安で、心細くて当たり前ですよね。あなたの気持ち、とってもよくわかります。

見知らぬ環境の怖さと、すこしワクワクする気持ちや期待感、今までの場所を離れる寂しさ、心配ごと……色んな気持ちがまざりあって、ぐちゃぐちゃなのかもしれません。

そんなときは「怖いなんて言っちゃダメ」と、気持ちを無視しないでちゃんと「怖い!」「不安だよぉ~」って、言ってみるのも大事。感じていることを、ちゃんと認めて吐き出すことも意識してくださいね。受け入れてくれる友達や恋人、親、先生、ネット上でも誰でもいいんです。

「怖いんだけど、頑張りたい気持ちもあるんだ」という気持ちをちゃんと受け入れましょうね。

ただし、その怖さは一時的なものである可能性が高いし、変わることに怖さを感じるのは人間のサガでもあるのです。自分を弱虫だとか、臆病だとか思う必要はありません。

きっと1年後には見事に成長して「去年の今頃の不安は、なんだったのかな?」なんて思えているだろうって、後の自分を信じてあげてみて。/Kandouya編集部

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