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がまんできてるはず…?感情のコントロールができない理由と対処法

感情のコントロール、あなたはできている自信がありますか?

筆者は今まで自分を「私はあまり感情を表に出さない人」だと思っていました。

「イライラしても、ある程度がまんできている」とか「いつも冷静でありたい」という気持ちはひとちばい強いタイプの人間です。

しかし「がまん」や[抑える」ということこそが正しい感情コントロールを邪魔していて、悪い方向へ導いてしまう原因なのかもしれないと思うできごとがあったのです。

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家族に「君は感情がコントロールできていない」と指摘された

私は自分を「がまんづよい」と思っていました。やたらと声を荒げたりはしないし、感情に任せて言動しないように常に気をつけている。自分はがまんづよくて、いい傾向だ!と今の今まで信じていたんですね。

でも、あるとき家族に思いもよらない言葉をかけられました。

「君は、感情のコントロールができていないよ」

「え?」

正直私は衝撃を受けました。こんなに、感情を抑えているのになんで? 感情の波が出ないように、誰よりもコントロールに気をつけている自信があるのに?

家族にさらに詳しく聞いてみると……

「いいときと、悪いときの差がとても激しいんだよ。その高低差があるくらいなら、ずっと悪い方がまだマシだと思う。」

「?????」

感情をコントロールするって、何なの!?

今までずっと、感情に任せて言動しないように頑張っていたのに、なぜそんな指摘を受けてしまうのか考えてみました。単純に自分の過信でもあったわけですが、ここには大きな落とし穴があるなと感じたのです。

感情を抑えていると、コントロール力が下がる

人は誰でも、機嫌の善し悪しがあります。朝からやる気にみなぎっている良好な日もあれば、人のちょっとした一言に腹の底から黒いものが湧き出るような調子の悪い日もある。

私はそんな、自分の中の波や変化を自分では「抑えている」「がまんできている」と思っていたんですね。

しかし家族からみると、それがまるわかりだというのです。さらには「波があるくらいなら、ずっとイライラしている方がいい」とは……!

今までの自分の中の常識や理念をハンマーで叩き割られるような感じがします。

さらによくよく話を聞いてみると「イライラして、それを外に出して何が悪いの?」と言われたんですね。

最初はその意味がよくわからなかったのですが、イライラして外にそれを出してしまったことを後から悔やんだり、自分を責めたりするのが一番悪いのだということがわかりました

つまり「抑えている」「がまんしている」ことが、いちばんやってはいけないことだったのです。

がまんしようと思っても、漏れ出てしまう。こんなに苦しい思いをして、自分を抑えているのに周囲からは、悪い評価が下される。自分で自分をなんて最悪なんだろうと苦笑いしてしまいます……。

コントロールとは「調節」すること

自分の中に湧く感情をがまんするくせ、抑えるくせがある場合、コントロールすることを「抑制」とか「平坦であること」と勘違いしてしまうのではないかと考えました

たとえば、部屋の温度が寒ければエアコンの温度を上げるという対処をする。暑ければ温度を下げるという対処をする。これが、調節ですよね。

感情の場合「寒い」とか「暑い」というのは、嫌だ・ムカつく・悲しい・嬉しい・楽しいといった喜怒哀楽なんですよね。なので、感じたことは表現していいに決まっています。

でも、がまんすることや抑えることがいいことだと思い込んでいる人は、すべてのことを「寒くもないし暑くもない、だからエアコンはつけない」みたいな感覚で動こうとしてしまう。

確かにそうやって考えると「出していいんだな」って思うのですが、なかなか体と頭がつながらない……ここが厄介なところですね。

感情を抑えるくせが、ポジティブな感情も抑えている

そしてもう一点、私は「ネガティブな感情だけを抑えている」と思っていたんです。でも、よくよく見つめなおしてみると「楽しい」も「嬉しい」ちゃんと出せていないことに気づきました。さらには、普通もわからないということまで、見えてきました。

家族に「明るく振舞おうとか、イライラしないようにしようとかじゃなくて、普通にしていればいいのに」と言われたのですが、そこで自分の普通の状態がイマイチわからないなと感じたのです。

おそらく、自分がひとりで過ごしているときが「普通」の状態です。しかし、誰かと一緒にいるときは相手が誰であってもどんなに親密な関係であっても「自分の普通」で過ごしていないことに気づきました。

たとえそのとき自分が「嬉しい!」「楽しい!」というポジティブな気分になっていても、それを自然に表現する方法がわからないのです。常に無でなければいけない……というような感覚です。

これは人と自分の境界線が非常に薄く、常に相手に合わせた感情表現や振舞いをするクセが染み込んでいるんだと感じます

そのため、人と長時間一緒にいることや、ひとりの時間が持てないことで心身のバランスを崩しやすい……といったことも起こっていると感じます。

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感情を表に出さなきゃ!正しいコントロールをするために

感情を抑えるのではなく、ちゃんと表現しながら調節していくことが私たちには必要なのだと考えます。でも、かなりややこしい心理状態になっていることは確かなので、少しずつできることから一緒にやっていきましょう!

ひとりの時間は絶対必要

自分の感情を抑えて、無になろうとしてしまう人は、人に合わせすぎてしまうんですよね。

そのため、ひとりになる時間は絶対必要です。人によってはひとりの時間をもつのが難しいことでもあるのですが、感情をうまくコントロールするためにはひとりで過ごす時間を自分の仕事だと思って、やっていく必要があると感じます。

周囲にずっと人がいる状態だと、単純に心身が疲れます。また自分の心の声に耳を貸すことはひとりのときにしかできません。何をやってもいいし、何を感じても考えてもいいということを、ひとりで自分に問うていくんです。

「嫌なこと」から意識していく

人と一緒にいるときは、まずは「嫌なこと」を意識してみます。

  • ムカつく
  • それっておかしくない?
  • それは嫌いだ
  • 寂しい
  • 悲しい
  • つまらない

何でも良いのですが、それを「自分はこれ、嫌だな」「その対応は嬉しくないな」と、自分で自分に言い聞かせます。表にストレートに出せなくてもいいから、自分の中だけでは押し殺さないこと。自分の中にいるもうひとりの自分と一緒になって「ムカつく~!」と言い合ってみます。

感情を出したときに、振り返るのをやめる

がまんするくせや抑えるくせがあっても、感情はどうしても漏れ出ているものです。それを私は家族に「コントロールできてないよ」と指摘されたわけですからね。

うっかり漏れてしまった感情とか、嫌だと感じた気持ち、それに対する自分の言動を振り返らないこともすごく大事だと思っています

私たちは感情を出したあとに「しまった」「やってしまった」「こんな自分でいたくないのに」みたいな、自責を繰り返してしまうんですよね。ではそれを、トイレに置き換えてみましょう。

トイレで用を足した後に「しまった!」とか「出してしまった……」「こんなことをする自分はダメだ」なんて思わないですよね?

感情って、本来は出さなくてはならないもの、溜まっていくとよくないものなはずです。便秘になると身体全体の調子が悪くなるのと、何も変わりありません。でも、感情のことになると私たちは「やっちゃった……」「がまんしなきゃ……」って思ってしまう。

その「無意味な振り返り」を少しやめてみるといいです。もともとががまん体質なので、ちょっとくらい出しても周りはおそらく何とも思わないのです。

感情を出すことと、人にぶつけることは違う

感情を表に出すことと、感情を人にぶつけることはちがいます。がまんしてしまう理由は、過去の親子関係や人間関係で、人から感情をぶつけられたことが関係していることもありますよね。

自分は同じことをしないように、人を傷つけないように……という思いがひといちばい強い場合、感情を出さないで無になろうとしてしまうケースもあるはず。筆者が実際にそのタイプです。

「私は今不快に感じている!」と表現することと「お前のせいで私が不快だ!」と他者にぶつけることって、全然違うんですよね。感情をがまんしてストレートに表現できないと、遠まわしに後者のやり方をしてしまうこともあると思います。

そこに人と自分の境界線がしっかりとあれば、自分の感情と人からの作用に、それほど大きな関係はないということもわかってくるのです。人を傷つけないことと、自分を抑えて無になることはイコールにはなりません。

感情コントロールの鍵は、自分の中の余分なものを取り去ること

実体験から、感情のがまん・抑制とコントロールについてお話しました。

がまんするくせ、抑えるくせって、本当に本当に治すのが難しいですね。しかも、がまんしている状態を「コントロールするように頑張っている」と錯覚しやすいのも、厄介なところだと感じます。自分の中に余分なものや考えがありすぎて、自分の感情が見えなくなっているようにも思います。それをちょっとずつ取り去っていくこともやっていきたいですね。

また、感情を出してしまったことを悔やまない、振り返らない、自分を責めないことが、とっても大事だなと感じています。/Kandouya編集部

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