kandouya

ネガティブ/マイノリティ専用WEBマガジン

変わらなくちゃダメ…?人に嫌われるのが怖い人の心

「人に嫌われても気にすることはありません。自分のことを嫌いな人は、自分には合わない人だということなんです」

このような理屈は100%その通りだと思います。合わない場所に身を置く必要はないし、万人に好かれることなんてできないのも確かです。頭ではちゃんとわかっている。

でも、嫌われるのは怖いです。

[ad]

嫌われるのは、怖いのが当たり前?

嫌われるのが怖いのは、当たり前の反応だと思っています。小さな子供ですら、親に嫌われないように頑張ってしまうことがありますから、生まれつき「人に嫌われてもいいから、自分の好きなように生きる」ことを実践できる人はいないのです。

「嫌われてもいい」と思える人は少ない

嫌われるのが怖い人は、こんな特徴があってこんな心理があって、こんな悪影響が出るんです……。

そんな全体像を知ると「確かにそうだ」「人から嫌われても気にしちゃダメだよな」って思うはずです。でも、だからといってすぐに嫌われることを受け入れて、ありのままの振舞いができる人は少ないものです。

嫌われてもいいと思える人は、とても少ないです。だからこそ日本では「嫌われる勇気」という書籍がヒットしたりするのですね。たくさんの人が、同じ気持ちを抱えています。

「嫌われるのが怖い」を手放すには段階がある

人から嫌われることをおそれないという考えかたは、いろいろな本やネット、動画などで発信されていますよね。確かに考え方を広げることが大事なので、嫌われても気にしないためのマインドを知ることはとても大事です。

ただ、人に嫌われることを気にしないためのマインドを見聞きするだけでは、その恐怖の部分は消えません。

怖さや不安を手放すには、段階があるもの。すぐに変われない自分をさらに責めて自信喪失しないでほしいな、と感じています。誰だって、人に嫌われたくないです。認められたいし、好かれたい。たくさんの、温かい言葉が欲しいのです。

すぐに変わろうとしない、焦らない

「人の顔色ばかり見て情けない」「自分軸をもっと強く持ちたい」という理想はあっても、すぐに変われない自分や、3歩進んで2歩下がっているような自分に焦りを感じることもあります。

そうすると「やっぱり自分ってダメだなぁ」「自分って変なのかな?」と、さらに自分を追い詰めたり、責めてしまったりすることがありませんか。

人に合わせたり、人の顔色を見てしまう自分を、さらに嫌いになってしまうという悪循環が起きています。私は個人的に、人に嫌われたくないと思うことよりも、自分を責めることの方がよっぽど大きな悪影響があると感じているんです。

どんな自分でも、それが今の自分なんです。そして、人の顔色見ちゃうけど、人に嫌われるの怖いけど、そんな中で悩みや葛藤を抱えるのも大事な人生の一部です。どんなことにもちゃんと意味があるし、あなたは「もっとよくなりたい」と思っていることに変わりないので、向上心をもった素敵な人だと思います。

人に嫌われるのが怖い=人を嫌な気持ちにさせたくない

人に嫌われたくないために、相手に合わせたり、自由な言動ができなかったりする人は、「相手を嫌な気持ちにさせたくない」という感覚になっているのかもしれません。筆者が実際に、そうなんですね。

自分が、自分の本音に従って行動すると、時には相手を責めることもあるし、誘いを断ることもある。「それはどうなの?」と忠告することもあると思います。

でも、それによって相手がどう感じるか、そして傷ついてしまった場合相手がどんな行動に出るか……ということまで、想像してしまうことがあるんです。特に考えようとしてやっているのではなくて、嫌な気持ちになってしまった相手の感情が一気に押し寄せてくるイメージです。

嫌われるのが怖いのではなくて、相手を1ミリも傷つけたくないだけ。傷付いた経験がある人は、そのときの感情がわかるので、ひといちばい配慮して言動してしまうだけなのかも。悪いことではないし、今すぐ変えなくてもいいのかもしれません。

人に嫌われるのが怖い……変わりたい人の対処法は?

悪いこととは言い切れないけれど、やっぱりもっと自由に生きたい、人のことを気にしないで生きたい。そう思うのであれば、少しずつ変化していく方法を考えましょう。

安全基地をもつこと

ある程度「人にどう思われてもいいや」と思える人は、家族や恋人、友達など特定のコミュニティに自分を理解してくれる人がいるケースが多いです。もしくは仕事で大きな成功をおさめていたり、何かを成し遂げた成功体験をもっていることも多いです。

それは「自分が認められる場所」の安心感があるので、外では嫌われても傷ついても大丈夫だと思えるからではないでしょうか。

筆者自身も、自分のことを無条件で認めてくれる人ができてからは、人からどう思われるかを気にして窮屈になることが少なくなりました。「帰る場所があるから、大丈夫」と無意識に思えるようになるんですね。

この安全基地は本来、生まれ育った家庭で培われる感覚です。小さなころからしっかりと認められ、受け入れられ「あなたは大丈夫だよ」という自己肯定感の基盤を育ててもらうことで、社会に出てからも「自分は大丈夫」と思えるのです。

でもなかなかそんな、絶対的自信を育ててもらえる人って少ない。だから、自分でその「安全基地」を見つけていくことがとても大事なんです。

相手をよく知ることも大事

人は「知らない」「わからない」ということに対して不安や恐怖を覚えることがあります。トンネルの向こうがどうなっているか知らない、わからない場合、先に進むのは怖いですよね。

これは人間関係にも同じことがいえると思っています。見ず知らずの人や、親しくない人と接するときは、不安や怖さを感じます。相手がどんなことが好きで、どんな性格で、どんな感じの話をする人なのかがわからないので、こちらもどんな風に接すればいいかわからないのです。

知らない・わからない人に、どんなふうに接すればいいか……と考えても、やっぱりわからない。だから、嫌われるのが怖い、どう振舞ったらいいかわからず疲れるという感覚を抱くこともあります。

相手をよく知るまでは、当たり障りなくてもOKです。ただ、嫌われるのが怖いなと感じるなら、自分から相手を知ろうとしたり、開拓していく勇気も大事だと筆者は考えています。

[ad]

「素の自分」で振舞うと、意外に喜ばれる

意外にも素の自分で接してみると、喜ばれたりおもしろがられたりすることがあります。ちょっとハードルは高いのですが、地を出していくと「おっ?」と反応してくれたり「おもしろい!」と興味をもってくれる人が増えたりもします。

多分、あなた自身も「どこにでもいる当たり障りのない人」よりも、独特の雰囲気があったり、スパッと意見を言ったりする人に憧れたり、惹かれたりすることがあると思うんですね。あなたも、そんな人たちと変わりはありません。

あなたが「こういう自分でないと、受け入れてもらえない」と思っているのは、幻想や錯覚です。だから、ちょっとずつ素を出したり、本音をはさみこんでみてください。大丈夫です。

「人に嫌われるのが怖い」感覚は少しずつ変わっていきます

人に嫌われたくない気持ちは、必ず変化していきます。あなたはそんな自分を変えたいと思っているし、もっとよくなりたいと考えているのだから、その時点でもう大丈夫なんです。筆者は、悩みや葛藤を抱えながら生きることが、人生で何よりも大事なことだと思います。

なんでも簡単にこなせること、自由に開放的に生きられること。それも素敵ですが、そんな「なりたい自分」に向かって葛藤する。この時間や労力こそが、人間の奥行きを深くしてくれると思っています。/Kandouya編集部

[ad]

おすすめ書籍《トラウマ・HSP・アダルトチルドレン》

スポンサーリンク

Return Top