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ポジティブになりたいなら、身近な「同調圧力」を嫌いと言う勇気が必要だ。

ポジティブになりたいなら、身近な「同調圧力」を嫌いと言う勇気が必要だ

日本はとにかく「同調圧力」が強い国だ。同調圧力とは、多数の人の価値観とは違う考えや行動をとる人間を排除しようとすること。これはネガティブな人を生み出してしまう大きな原因だと言える。

犯罪を犯す人を許しなさいとか、明らかに人道に外れた行為に対して批判するなということではない。そういうことではなく、ごく身近にあるこの同調圧力に対してNOが言える人は、まだまだ少ない。

ポジティブになるためには、この身近にある同調圧力に対して「私はそうは思わない」と毅然として言えることが大事なのではないかと考える。

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日常でも平然と転がっている「同調圧力」

まずは身近にある嫌な同調圧力はどのようなものがあるか、わかりやすく見てみよう。きっと誰しも一度は経験したこと、目にしたことがあるはずだ。そして、分かっていても、なんとなく流していることもあるだろう。

定時で帰れない会社や職場

同調圧力がかかっているのは、まず職場だ。年功序列がきつく、どんなに仕事をサボっていようが、後輩にミスを押し付けようが、「勤務歴の長い人」が強い。勤務歴が長い人に対して、正当なことも主張することは許されない。「みんな黙って我慢しているんだから、それが当たり前」という同調圧力がかかっている。

子育て中の女性であればどうだろう。勤務する前から面接で「小さな子供がいるので17時までしか働けない」ということを伝え、承諾を得て働くことになったはずなのに、いざ定時で帰ろうとすると、悪いことなどしていないのに「すみません」と頭を下げる。ただ定時で帰るだけのことなのに、「他の人は21時まで仕事」というだけで申し訳ない態度を取らなくてはならない。

では社会人1~2年目の新人さんだとどうだろう。体調が悪くて早く帰りたくても、上司が飲み会を開けば強制参加しなくてはならない。そして体調が悪化して仕事に支障が出ると「お前のせいだ」と逆に責められることもある。

SNSの「いいね」機能も同調圧力!?

SNSにおける「いいね」や、高評価と低評価の機能。素直に純粋に「いい」と思ってボタンを押すことにはなんの問題もない。しかし、よく考えてみるとこれもひとつの同調圧力と言えなくもない。

そもそも、なぜ当たり前のように「みんなはこう言っています」ということを見せる機能が必要なのだろうか?「みんながいいと言っているものはこれです。信頼できますよ」と意思決定を促しているのだろうか。

この機能によって不必要な争いごとやトラブルが起きていることは事実だ。芸能人に悪いニュースが流れ大勢で叩きまくった後、真相が暴かれて「まったくの事実無根」とわかったとたんに手の平を返すことと似ている。

ツイッターのいいね数が500のつぶやき。いいね数が3のつぶやき。両方がタイムラインに流れてきたら、本当は「3」のつぶやきが心に刺さっていても、500のつぶやきを支持するべきの空気感。これが同調圧力に近いものがある。

同調圧力の危険性とは

嘘でも真実になること

同調圧力によって嘘が真実になってしまうことは多い。「圧倒的多数がそう言った」というラベルがついた物事は、なんでも「いいこと」「いい物」「いい人」となる。逆も同じことが言える。なんでも「悪いこと」「悪いもの」「悪い人」となるのだ。

しかしこの大半は、「真実」を知らない。そんな不確かな世の中で、今日もこうして、なんの意味もない論争が毎日繰り広げられている。「あなたたちにとっては嘘でも、私にとっては本当なのだ」と言える人はめったにいない。結果として本質を見ることのできる人はごくまれにしかいなくなる。

量産型の人が増え息苦しさが増すこと

同調圧力は、量産型の人を大量に生み出す原因になっている。そして、才能を開花させることのできるその人の「ポテンシャル」に最初から気付けない世界が出来上がる。その時はそれで安心していても、あとになって「自分にしかできないことはなにもないのだ」と自分に自信をなくし、諦めの心が作られる。

この心は後悔や攻撃を生み出し、どんどん生きる人の息が苦しくなる。本音が言えない、したいことができない、自分の気持ちを尊重できない人が増えていく。だからこそ日本は自殺大国なのではないか。

うわべしかないコミュニケーション

同調圧力によって生まれるコミュニケーションは、まったく本質的ではないし愛もない。周りから白い目で見られたくないから、好きでもない友人を作り、好きでもない人に媚びを売り、反対意見など言わず、「みんなと私は同じだ」というポジションの獲得に必死だ。

しかしうわべしかないコミュニケーションには、うわべの価値しかない。職場が変われば二度と会うことも連絡を取ることもない、子供の習い事や学校が別になれば挨拶すらしない。友人も相手の気分次第で離れ、いざ心が折れそうになっても、そこには誰もいないかもしれない。恋人も心変わりすればあっさりと切り捨てる。

ネックなのはNOと言いたくても「周囲が認めない」という孤独に直面することだ。それでもその人に認められたからといって、得られるものなどたかが知れている。まるで「使い捨ての紙コップ」のようだ。

「権利だ」と主張すればまかり通ること

同調圧力から不随するように、それを権利だと言い切ってしまうこともできる。たとえば子供に「母親のいう事なんだから絶対に聞きなさい」と言えば、まだ純粋なうちの子供はそうなんだと思い込む。どんなに苦痛なことでも、我慢してしまう子供になっていく。

そして大人になってこういうのだ。「あの時に泣いてもさせられた○○が、今でもトラウマだ」と……。

「みんなそう言っているから」とまるで自分に権利を得たかのように錯覚し、大切な人の心を見ることなく傷つけることも容易い。「俺の職場にいる男性の奥さんは、みんな家事も育児もちゃんとしているのに、なぜおまえはできないんだ」という夫。「私の周りにいるママ友のご主人はみんな稼ぎがいいのに、あなたはなぜ違うの?」と責める妻だってこれと同じだ。

みんなとは誰の事だろう。日本という国の〇県の中の〇市の〇区の○○町の「みんな」だろうか。あまりにも視野が狭いとは思わないだろうか。そんな場所で、大切な存在を傷つけ、傷つけられることに意味はない。

同調圧力と協調性をはき違えてはいけない

協調性とは、相手の意思を生かすこと

協調性とは、そこにいる人の意思をなんらかの形で生かす手段を考えることだ。まずこの「考える」ことをしていない人があまりにも多い気はしないだろうか。理由はただ一つだけ。「人を思いやっても、損をする」という意識が根付き始めている世の中だからだ。

同調圧力によって限界まで削がれた「人間本来の思考能力」と「人とのつながり」。協調性を持つとは、ポジティブに考えていることと同じだ。やり方によっては、大きな力を作ることもできる可能性を秘めている。

同調圧力とは、相手の意思を殺すこと

同調圧力とは、ここまで見てきた通り、そこにいる人の意思を考えることもせずに殺し、奪ってしまうことだ。自分が「これはそう言わなければいけないという流れじゃないか」という違和感を抱いたなら、同調圧力だと感じてもいい。

人の気持ち、身体の健康、経済面などにおいて、不可能であるのに「そうしなければ不利益を被る」という事態になっているなら、それは同調圧力である。

同調圧力社会の中で、どう生きていくのか

ほとんどの人が本当は何も動いていない

これはただの考察だが、実際に「自分の意思」があっても、ほとんどの人の足は動かずにいる気がしている。内心もう、同調圧力などおかしい、嫌いだ、無意味だ…と感じている人は五万といるはずだ。それでも、その場にとどまってしまう。

勇気がないのだ。怖いのだ。自信がないのだ。それは誰でも同じなんだ。

それでも小さな行動を起こせる人と起こせない人では、将来的に大きな差が出る。本当に居心地のいい場所に行くために、何をすればいいのか考えることだ。そして実際に動くことが大事だ。これは「バタフライ効果」にも通じている。

自分の目で見聞きすること

何かを思う時、何かを決める時、どちらを信じるか迷った時。あなたは、あなたの自分で見て、自分の耳で聞いて、自分の真実の元で決定することだ。批判など恐れなくていい。それがあなたの「真実」である。

雲のように悠々と流れているだけでは、何も変わらない。あなたにとって「いいもの」は「良い」。あなたにとって「悪いもの」は「悪い」。それは自分で決定づけることなのだ。そして今あなたにとって「悪い」場所にいるなら、迷わずに立ち去ってほしい。

それは逃げでも甘えでもない。あなたがあなたとして決めた、同調圧力ではない「意思」と呼ぶのだ。

「自分には可能性がない」という思い込みから抜け出せ

「自分には何の可能性もない」という思い込みをしていないだろうか。そして、自分にできるあらゆることを実際に試してみてからそう感じているのだろうか。あなたには価値がある。「もう出し尽くした」というところまで、可能性を探ることをするべきだ。

同調圧力にNOを示せば、必ず変わっていける

社会で生き抜くのは本当に息苦しい。それでも生きていかなければならない。だからこそ、言えないネガティブを抱えて心身を壊してしまう人がいる。

「私なんかが声を出したところでどうせ変わらない」と多くの人が諦めると思う。しかし、大事なのはささいなことでも「自分の意思を伝えた」というその行動だ。その小さな一歩が、心をわずかでも解放させていくことに繋がる。

まだまだ風当たりは厳しいかもしれない。でも、おかしいと思うことに対して「NO」と言うことは必要不可欠なことだ。

どこにでも転がっている同調圧力の中で、あなたが自分の持っている魅力、才能、本来の良さを見いだせることを心から願っている。/kandouya編集部

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