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話が下手でコンプレックス?口下手は【才能】だと気づけば会話は上達する

話をするのが苦手、話すのが下手でコンプレックスな人は、日常生活での壁や劣等感につまづきやすいです。

確かに、誰とでも、流暢に上手に話ができたら仕事やプライベートの人間関係もよくなるかもしれない。話が下手なよりは、上手い方が世の中渡っていきやすい。それも一理あるかもしれませんね。

でも、本当に「話すのが上手」なほうがいいかといったらそんなことはありません。

この記事では、話が下手なことや、雑談が苦手なことにコンプレックスをもつ人に向けて「話が苦手な人が、上手に世渡りしていく方法」をテーマにお話していきます。

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話すのが下手なことにコンプレックスをもっていると、悪循環になる

これを書いている筆者は、話をするのがとても下手です。でも、最近は「下手でもいい」と思えたり「話せる相手や環境が限られているだけ」であることに気づいたりしました。

日常生活で無理に話そうと意気込むことをやめたら、生きるのがとても楽になったのです。

世の中では『話し上手な人はモテる』『雑談の上手い人は成功する』というような説が声高らかに叫ばれていますが、そんなことはありません。私は話が下手ですが、家族もいますし熱意をもってできる仕事もあります。人に合わせて「うまく話そう」「話が下手な人だと思われないようにしよう」などと、自分の尻を叩いたり背伸びしたりすることで逆に失敗し、その失敗がトラウマになって余計に話せなくなるという悪循環が起こるからです。

営業や相談員など、人と話すことが仕事である場合には確かに困りますが、それ以外での雑談で、話のおもしろさや上手さを無理に追い求める必要などないのです。

話が下手なのはなぜ? コンプレックスの原因を考えてみよう

話が下手なことにコンプレックスをもっていると、焦る→失敗する→思い出す→話せなくなるループが起こります。まずは、話が苦手になってしまう理由を掘り下げてみましょう。

緊張や焦りで、頭の中が混乱する

人と話すことに苦手意識がある人は、1対1の会話が始まると頭の中が混乱します。慣れ親しんだ家族や友人とだったら、普通に話ができるのに、相手が他人や仕事相手になると急に怖くなったり緊張したりする人も多いはず。

それはやっぱり「うまく話そう」とすることによって、焦ったり、緊張感が高まることで、冷静になれないからではないでしょうか。私の場合、人が話しかけてきたり「〇〇はどうなりました?」というように、グッと一歩踏み込んでくるような話が始まると「うわぁぁぁきたきたきた~~!」と神経が高ぶってしまうので、雑談や立ち話がいちばん苦手です。

自分の話はつまらないと思ってしまう

自分の話をはじめると、どうしても「自分のターン」になりますよね。この自分のターンの時間が異様に長く感じることがあります。

「こんなにしゃべって大丈夫かな?」「私の話オチとかないし、つまんないかも」「自分の話なげぇよって思われたくない」という感じの不安が襲ってくるので、話したかったことの3割も話せないまま、むりやり閉じることもあります。

こういう人って、誰かの話を聞くときに「長いな」って思うことが多いのかもしれません。まとまりがなくて、自分よがりな話の長い人って結構多いですよね。自分もそうなっていたら? もしかして、相手を退屈させてる? ということが気になる。でも、そんなに簡潔に話せることばかりではないから、結局「話さない」という選択肢をとってしまうことも。

相手の様子が気になって、話すことに集中できない

先ほどの「自分の話はつまらない」ということに通じているのですが、自分が話しているときに相手がどんな表情で、どんな動きをしているかが異常に気になります。

目線がどこか別の場所に行くことや、相槌が適当なこと、共感してくれている気がしない……いろいろな「相手の様子」に神経がいってしまうので、自分の話をまとめることや、正しい順番で話すことに集中できないのです。

そのため、ゆっくり座って落ち着いた状態で話ができるときは、それなりに会話ができることもあります。

話すことに「正解」を求めてしまう

自分の話の内容に「正解」や「不正解」のジャッジが下されることに恐怖をもっていることも。

私の場合「これを言ったら、おかしいヤツだと思われる」「こう言ったら相手の立場を否定してしまう恐れもある」などと常に、最適解を求めながら話そうとしてしまう傾向があります。

自分の感じたこと、起こったできごとを、ありのままに伝えるということが苦手なのです。嫌われることや、否定されることを恐れるあまりに、自分のことを相手に伝えるということをあきらめている部分があるかもしれません。

口下手はある種の才能!話が下手な人のいいところ

話下手な人は「ダメな人」「できない人」などと悪く言われがちですが、口下手でも優れているところがあります。話が下手だから無理に改善しよう、もっと頑張ろうと無理するよりも、いい面に目を向けて「話が苦手でもいいんだ」と自覚することも必要だと考えています。

人を傷つけない

話すのが下手な人は、人を傷つける確率も少なくなります。口数が多く、話すのが上手な人は、人を批判するのも上手なことがあるためです。

人の興味を惹くように、自分の主張が通るように話すのが上手な人は、その分人を攻撃するときもその手法を無意識に使えてしまうのです。

一方、話が下手な人は、自分の主張や怒りを口にするときも相変わらず下手なので、相手をむやみに傷つけたり、精神的ダメージを与えることも少なくなります。

深く考えながら話している

話すのが下手なのは、考えることが多すぎるために、どれを言葉として実際に出すかを選んでしまうところがあります。たとえば、聞いている相手の様子や、自分が話すことの正解・不正解などもそうです。

「何を言葉として口に出すべきか」をちゃんと考えてから話すのです。

思ったままを、思った通りに口にできる人もいます。そういう人は、表面的に見ると「話が上手くて明るい」「楽しくておもしろい人」などと高評価を得ることも多いです。しかし、ついついうっかり不謹慎なことやデリカシーのない発言をしてしまうことも多々あります。

話がおもしろいことや、雑談上手であることと、人間的評価はまったく関係ないと思っています。

聞き役の経験値が高い

話すのが下手な人は、どうしても聞き役に回ることが多くなります。そのため、聞き役としての経験値が人よりも高いです。

「会話を上達させる」「もっと話し上手になろう」と思うと苦しくなるばかりですから、最強の聞き役であるということを自負してもよいのではないでしょうか。

なんでもない会話の中にも多くの情報と生活のヒントが隠されています。あなたは人よりも、その情報やヒントを受けとる「インプット」を多く実践しているのです。だからこそ、自分が話すときにもいろいろなことが気になったり、頭に浮かんできたりして、上手く整理しきれないという部分もあるのではないでしょうか。

口下手な人の話は貴重である

あまり普段、自分の話をしない人、人と雑談をしない人の言葉は貴重です。そのため、あなたが発する言葉には真剣に耳を傾けてくれる人が多く、さらにその発言への印象も強くなります。

普段、口数の少ない人が誰かのことを褒めたり、やさしい言葉をかけたりすると「あの人、見かけは不愛想だけど実は良い人なんだ」という風に好印象を持ってもらうこともできます。

いつもいつもマシンガントークしている人の話は、正直みんな聞き流してしまうところがあるのです。口下手な人は、大事なことしか言わないし、本当に必要な会話しかしないということが、周囲に伝わっていることもあります。

今より少しでいいから、話し上手になりたい!会話を上達させるために必要なメソッドとは

それでもやっぱり、今より少しは話が上手になったら、生きやすくなるのではないか。 仕事で話す力が必要な場面が多いので困っている。そんなときに覚えておいてほしい、6つのメソッドをお話します。

要件を話すときの鉄則さえできていればいい

人を引き付ける話し方の基本は

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体例

この順番で話すことです。

なんかこの前、〇〇さんが駅前のカフェに行ったらしいんだよね。あのカフェいつも混んでて待ち時間長いんだけど、今日なら空いてるかなー。なんかそこの△△ってパフェがめっちゃ美味しいらしいの。最近甘いもの食べすぎててヤバいんだけどさ、疲れてると甘いもの欲しくなるよね。でさ、今日この後行かない?

こういう話し方する人、多いです。聞いていてすごく長いですし「結局、何?」って思うタイミングがいっぱいあるんです。こういう人は、口数が多いだけで話が上手な人ではありません。頭の中に思い浮かんだことを、そのまま口に出している話し方ですね。

これを①結論②理由③具体例の順番で話すと……

今日、この後時間ある?駅前のカフェに行きたいんだよね。あそこの△△ってパフェがめっちゃ美味しいらしいから食べてみたいの。いつも混んでて待ち時間長いんだけど、水曜日と木曜日は割と空いてる印象だから、今日はイケると思うんだよね。

相手が「結局何?」と思う前に、自分の意思を明確に伝えています。まず最初に要件を言わないと、相手が「この話は何の話なのだろう?」と考えるため、ただ聞いているだけでもものすごく疲れるのです。ちゃんと順番ができていれば、話す言葉も時間も短くなるので、結果的に「伝わりやすい話」になります。

例文は、ありがちな友人同士の会話でしたが、仕事で要件を話すときや、相談するときもこの「結論」「理由」「具体例」を少しだけ意識するといいです。

正直、これだけ抑えていれば、あとは話上手になろうと必死にもがく必要はありませんし、もがいても口達者にはなりません。

ブログや日記で、頭の中を整理する習慣をつける

普段から考えていることを整理する習慣をつけるのも、実はいい方法です。即効性のある方法ではありませんが、これは話すことだけでなく、自分の中のストレスを軽減したり、問題解決能力が上がるなどの効果が期待できます。

個人的な日記をノートに書き込むのでもいいし、ブログやSNSのようなメディアで発信することでも、思考の整理ができます。気になること、不安なことが多い人は、頭の中が情報過多になりやすいので、定期的に頭を整理していけば、話すときも混乱しにくくなるものです。

ひとりで「情熱大陸ごっこ」する

人前で話す仕事をする人は、ひとり情熱大陸ごっこをしましょう。これはすごく恥ずかしい方法なのですが、講演会やセミナー講師になったつもりで、自分の考えやできごとなどを話す練習をするのです。ラジオとかユーチューバー気取りとかでもOKです。

ただただ、ひとりごとをつぶやくのとは違います。

私の仕事の信念は、常にお客様ファーストであることです。というのもですね、目先の利益を追っていても一時的な儲けはあるかもしれませんが、それは時代の流れや参入企業が増えることによってすぐに廃れてしまうからなんですよ。えーそこで私が考え付いたのは〇〇で………

みたいなことを、ひとりきりでやります。人がいないところで話しても意味がないと思うかもしれないんですが、実は自分の話しやすい言葉の使い方とか「まぁ」とか「えー」などの頭を整理する間合いがどれだけあるかがわかってきます。ついつい話が脱線してしまうポイントなんかも、ありますよね。

頭で考えていることも、いざ言葉にするとまだちゃんと理解できていない部分があったり、どう言葉にすればいいかわからなかったりすることも。そういう自分の話の弱点がすごくよくわかります。

内面を極める

最終的に、話が下手な人が自分を守る方法は「内面を磨く」ことに尽きるとも考えています。たとえ話が下手でも、内面にしっかりと自分の考えをもっていて、常に自分をレベルアップさせていきたいと思っていれば、それって人にも自然と伝わるものだと思うからです。

口下手な人の話は、貴重なので聞く耳をもつ人が多いというお話をさっきも書きましたが、内面の深さはここで生きてきます。

「普段話をしないあの人が言うことは、すごく重みがある」「この人が珍しく熱心に話しているということは、よほど重要性のあることなのかも」という風に、受け取る方も真剣になってくれますからね。

そのためには、表面的には話が下手、口数が少ない人であっても、蓋を開けてみるとすごいものが詰まっている……という形をとるほうが賢いのです。

逆に、話がいくら上手で達者でも、中身がなんにもない、水面を手で撫でるようなことしか口にしていない人は、人と深く関わることや、特別な信頼を得ることもしにくいのではないかな、と思います。また、内面をしっかり磨いていれば、話は自然とできるようになることもあります。

自分に自信をもつことや自己肯定感を育てるようなことに意識を向けるのも非常に大事です。自分に自信がないと、全てのことをマイナスに捉えてしまいます。自分に自信がないのに話だけうまくなることはないし、できることなら自分自身が「楽しい」と思いながら話せるようになるのがいちばんだからです。

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「話すのが下手」は表面的なこと。自分に自信をもって、内面を磨けばちゃんと伝わる

話だけうまくなっても、何の意味のないと個人的にには思っています。

だから「話すのが下手」であることに必要以上にコンプレックスを感じて焦る必要はないのです。話が下手なら、聞かれたことだけにはバシッと答えられるようにするとか、雑談に強くなるためにニュースやトレンドのチェックをしておくとか。そういった、自分の周囲の環境やライフスタイルに合わせた「自分磨き」的なことをする方がよっぽど効率がいいと感じます。

「話が上手でうらやましいな」と思う人は、どんな内容の話をどんな順序で話しているか、観察してみることもいいヒントになりますよ。単純に思ったことをただ羅列しているだけのことも多いし、逆に的確な内容を、しっかりした順番で話している人もいます。その違いに気づくことや、「話す」とはどういうことなのかを知るのも、会話の上達のために必要なことなのではないでしょうか。/Kandouya編集部

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