
関西女子は関西弁の雰囲気からなのか、気が強い、喧嘩すると激しいなんて思われがち。ですが最初に結論を言うと、「関西女子だから気が強い」は間違いです!
確かに気が強そうに見えるけれど、口は少々乱暴でも情の厚い姉御肌の女性が多いんですよ?また、付き合うと関西特有の「上げて落として上げて結果優しいやん」という愛が感じられるでしょう。
この記事では関西女子の「気が強いけどじーんとくる」その魅力についてご紹介します。
関西女子の気が強いけど優しいところ:恋愛編

前回kandouyaで出した「関西女子の方言はかわいい?きつい?」という記事は、関西女子のマイナスイメージを壊したくて書いたものですが、結構反響があります。「かわいい」と思っている人がたくさんいる反面、「気がキツイ」「気が強い」なんていうこともよく囁かれているようですね。記事はこちら↓
【関西女子の方言】かわいい?きつい?関西弁がきつくならない工夫!
そこで第二弾として、「気が強いけど優しいところ」「優しいセリフ」なども見て欲しいなと思います!
「あんたアホちゃう?」からの「しゃあないな」

関西女子は自然と「嫌なことを笑いに変える」ということができるのです。
彼氏が何か失敗をしてどうしようもない状態になった時も、最初は「はァ!?あんた何考えてるん?ありえへんねんけど」と怒ります。しかし、そのあとで「ほんましゃあないやっちゃな。あほすぎて頭ハゲるわ。」なんて結局は半分笑って受け止めてくれる懐のあったかさを見せます。(※好きな人だから)
もし関東の言葉で「○○くんって最低だよね。信じられないんだけど。許せない。」と淡々と言われたら、男性のガラスのハートは粉砕してしまうことでしょう。関西女子の魅力は、オカンのようなぬくもりをどこか持っているところなのです。
「知らんがな」からの「やっといたったで」

関西女子はよく「○○なんちゃう?」「知らんけど。笑」と、何か言われてもサバサバした対応をしたり、色々言っておきながら「知らん」という言葉でオチをつけることがあります。
たとえば彼氏が体調がよくないと分かっていて、それなのに友人と一晩中飲み明かしてしまって本当に具合を悪くしたとしましょう。きっと関東の女の子だったら「えっ?大丈夫?でも自業自得だよ?」なんて言うかもしれません。
しかし関西女子は「いやいや、知らんがな。だから言うたやん。」と冷静にツッコミをかますでしょう。そして、口では「ださいわあ」と言いながらも、ささっと看病にやってきて「ご飯作っといたったで。」とフォローしてくれたりします。
「すごく心配したんだよ」なんて可愛いことは言わないかもしれませんが、「めっちゃ優しいやろ?惚れ直した?」とお茶目なスマイルで彼氏を癒してくれるでしょう。
「なんでわからんねん!」からの「好きやからに決まってるやん」

関西女子は、口調のニュアンスから「ツンデレ」な雰囲気が強い印象になるのも特徴です。たとえば仲が良いのに本当はずっと好きで、付き合いが長い相手にたまらず告白する時は、「なんでわからんねん!鈍感すぎか!」と一度相手に怒りながらも「好きやからに決まってるやん、やからこんなに一緒におるんやん」と言ったりします。
カップルの場合でも、彼氏とケンカになって「あんた人の気持ち考えたことないん?」「ふざけんな」と言ったりしますが、そのあとちょっと涙ぐみながら「好きやからこんなに言うんやん…」ということも。
非関西のみなさんー!かわいいと思いませんか?
関西女子の気が強いけど優しいセリフ:友情編

関西女子の友情は、ケンカも多いけれど絆が強くなると家族のようにざっくばらん。続いて友情編を見ていきましょう。(少し、筆者の実体験が入っています:関西人です。)
「そんな男、うちがしばいといたるわ」
これは仲の良い女友達が、男性に浮気されて別れたり、ひどい目にあって振られたなど、恋愛でつらそうにしている時に関西女子が言う気がきついけど優しいセリフです。
「しばいといたる」は「殴ってやる!」という意味。ちょっと乱暴な言葉かもしれませんが、友達を思っての言葉です。男前感はありますね。笑 「私」を「うち」という所も関西女子っぽいです。
「○○の悪口言うんやったら、うちに言え!」
親友が誰かに悪口を言われた時に、その悪口を言っている相手に向かって言うセリフです。関西女子は気が強い、きついと思われがちな原因として、「○○しろ!」「○○じゃ!」「言えや!」などの命令口調っぽい言葉使いをするからではないかと思います。
特にすごく怒ると男性のような言い方をしたり、女性らしさに欠けてしまうことがあるのかもしれません。しかし、その負けん気の強さの中には、大切な人を思っている「愛」もきちんと入っているのです。
「めっちゃうざいけど好きやわ。」
好きな友達に向かって、好きでも「うっざ!」「やめろって」など、普通だと暴言では?と思われてしまうような言葉を使うこともあります。でも、これは身内(家族ではなく、親しい人の事)では平常です。
仲良くなればなるほど、相手に対して気を遣うことがなくなるので、言葉使いも悪くなる傾向があるでしょう。大笑いしながら、「なんなん?めっちゃウザいねんけど!笑 でも愛してる!」と一度は下げてから上げるのがちょっとした癖なのです。
これを関西ではない人が傍目で耳にすると「関西の子ってこわ」「なんかきつい…」と思うのですね。しかし、中身は良い子が多いですよ。本当です。関西出身のお笑い芸人さんが、仲の良い相方に「その顔、腹立つわ~笑」なんて言うのと似た感覚なんですよ。
関西女子は気が強いくらいがちょうどいい!?その原因とは

関西女子の「気が強いけど優しい魅力」は伝わったでしょうか。
でも、なぜ関西女子はきついと思われてしまうのか、なぜ気が強くなってしまうのでしょう。そんな関西女子ならではの「気が強くなってしまう」原因についても触れてみたいと思います。また、誤解を受けやすい理由も見ていきましょう。
おっとりしすぎは「ぶりっこ」と言われがち
ここまででご紹介してきたように、「性格は優しい」のであっても「きついように見える」というのが関西女子のよくある誤解。ですがそれだけではなく、学生時代~社会人になっても、関西女子はあんまりおっとりしすぎていると「ぶりっ子」と言われがちなところがあります。
東京などの女の子は基本形の言葉使いが女の子っぽいためそこまで目立ちませんが、関西女子はサバサバしている女性が多いので逆に目立ってしまうのです。本当はおっとりしている方でも、学校などの集団生活の中でまわりに飲まれているうち、うまくやっていくためにおっとりしすぎないようになった女性もいるでしょう。
女っぽい人=男受けはいいが女性には嫌われがち
関西女子の中で一番女性に好かれるのは、「サバサバしているけど女子力の高い姉さん」だったりします。まさに「女の子です!」という喋り方や仕草、趣味などをしていると、どうも女性には嫌われがちなところがあります。
たとえば女っぽい関西女子が何か聞かれて「えーわかんない」なんて言っていると、「わかんないってなんで言うん?わからんでええやん笑」と軽くつっこまれる人もいるでしょう。これが職場や集団生活の中でよくあるため、目をつけられたり同性に嫌われたりしないために、どんどんサバサバ系になる、というわけですね。
こういう構図は関西に関わらずあることですが、関西女子の場合は元々の口調が少し独特なので、余計に目立つということです。
彼氏の影響もある
関西女子にばかり注目していますが、関西男子についても口調はきつめです。優しい人もいるにはいますが、やはり喧嘩になったりすると、言葉が強いなぁという印象。関西女子×関西男子が大げんかしてバトル勃発すると、すごく激しい!というイメージを持っている人も多いでしょう。
関西男子の中でも、ハードなタイプとソフトなタイプがいます。あまり甘えないようないかにも男!というタイプの人や、ヤンチャ系の関西男子と付き合うと、自然ともっと口調はきつくなるでしょう。きついくらいでないと対応できないからです。
甘えん坊でかわいい系の関西男子や、天然っぽいおだやかな関西男子と付き合うと、関西女子も女の子っぽくなります。
笑いのセンスが備わっているせい!?
関西女子はなぜか笑いのセンスが高いもの。誰かに求められてそうなったわけではないのですが、土地柄もあって、日常の中で「ボケたりツッコんだり」ということを自然にしています。何かとツッコミをかますなんて、しない人にとっては不思議かもしれません。
たとえば「今週はずっと雨でしょう」と天気予報が流れるとしましょう。普通なら「ああそうなんだ」「傘がいるな」くらいのことですよね?それか「〇日は用事があるのにな~」と心の中で思うくらいでしょうか。
しかし関西女子は、「なんでずっと雨やねん!うちの雨女また発揮してるわぁ~」なんてテレビに向かってツッコミをいれたりするわけです。笑 こうしたツッコミの多さや、受け狙いのギャグを会話に入れてくるところも「関西女子は強いな。」「前に出ようとするよな」と思われる原因かもしれませんね。(でも悪気はないし、自然なのです)
関西女子は気が強いように見えて本当は優しいのです!

関西女子は確かに「気が強い」と思われがちです。そして実際に気が強い子もいるでしょう。
ですが、気がきついというイメージを抱かれがちなのはほとんどが「方言の強さ」にあるのです。言葉の強さや何かにツッコミをいれたくなってしまうところなどから、本当は優しい性格でも強そうに見えるのですね。
どこの土地でも、気が強い子、そうではない子、どちらもいるのは同じことです。関西女子でも、口はきついけれど性格はとてもあたたかい女の子はたくさんいます。逆に優しそうに見えて腹黒い子がいるのも、どこの土地でも同じです。笑
ということで、関西女子は気が強い!ではなく、「関西女子は気が強そうに見えるけど優しい」ということが結論です。/kandouya編集部