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みんな無意識で生きている…!?潜在意識についてわかりやすく丁寧に解説します。

潜在意識は、人の脳の中に貯蓄された記憶の集合体のことをいいます。脳科学とか心理学理論とか難しい用語はわからないけれど、潜在意識って、すごい可能性を秘めているんでしょう……?そんな潜在意識のこと、もっと詳しくわかりやすく知りたい!

そんなあなたに、この記事では「中学生でもわかる」をテーマに、潜在意識の基本的な知識とその使い方について、じっくり解説していきます。どうぞ、肩の力を抜いてボーっと読み進めてみてください。

潜在意識とは、記憶の倉庫です

潜在意識とは、簡単に言うと『記憶の倉庫』のようなものです。

あなたがお母さんのお腹に宿ってから今までの記憶全ては、残っています。あなたの脳ができてから今までの記憶……なんていうと「そんなの覚えていない!」「物心がつく、という言葉があるじゃないか」と、思うかもしれませんね。しかし、全ての記憶はあなたが思い出せないだけであって、実は脳の中に貯めこまれているのです。

潜在意識は、その今まであなたが感じたり、経験したり、思ったりしたこと全ての倉庫。だから、普段はしまい込んでいるけれど、その中にある材料を使って、今行動したり感じたり悩んだりしているというわけです。

日常生活にある「潜在意識」

日常の中にも、あなたの潜在意識は生きています。例えば、歩くときはどちらの足から出すか、服を着るときどちらの腕から通すか、びっくりしたときの口癖、キーボードのブラインドタッチ、ついついビールに手が伸びる習慣、食後の甘いものの安堵感……

こうした日常の、本当にささいな動きや癖、習慣などはすべて「潜在意識」に染み込んでいるものです。意識しないと変わらないもので、例え意識したとしてもそう簡単には変えられない、根っこが太くて強い記憶です。

潜在意識は記憶の倉庫なので、整理したり、物を置き換えたりすることができます。爪を噛むクセを意識してやめたり、禁煙したり、間食クセをやめてダイエットしたり……そんな日々の「入力切替」を繰り返していけば、潜在意識はだんだんと変化していきます。

人間の意識には「潜在意識」と「顕在意識」の2つがある

潜在意識が、しまい込まれた記憶なのに対して「顕在意識」という意識できる層があります。

顕在意識をわかりやすく表すと……

  • 明日のスケジュールを確認すること
  • 給料日までの日数を計算すること
  • 好きなあの子へのLINEメッセージを考えること
  • 潜在意識について調べている、今ここの意識

これは、すべて顕在意識であり、自分の意思でコントロールできる意識のことです。自分でコントロールできる代わりに、とても根が弱くてすぐに消えてしまうという特徴があります。

学校で勉強した内容をすぐに忘れてしまったり、仕事帰りに公共料金の支払いを絶対にする!と心に誓っても忘れてしまうようなことは、すべて顕在意識の仕業です。

ここで、潜在意識と顕在意識をスーパーの商品に例えてみましょう。潜在意識が記憶の倉庫だとすると、顕在意識の記憶はスーパーの店頭に並べている商品のような感じです。顕在意識は店頭に並べられているので、従業員やお客さんなどたくさんの人の目に見えてわかりやすく、入れ代わりも早いです。

一方潜在意識は、倉庫にあるので在庫状況を定期的に詳しく調べたり管理したりする必要があります。それに、誰にでも把握できるものではなく、従業員ですら在庫確認に戻らないと状況がわかりません。

無意識と潜在意識はちがうの?

潜在意識って、つまり無意識でやっちゃうことを指すの?と思う方も多いでしょう。しかし、潜在意識と無意識は同じではありません。

無意識とは「意識しなくても行動したり考えてたりしてしまう状態」のことをいいます。

  • 好きな人のことを目で追ってしまう
  • さっきまで聞いていた曲が頭の中にループしている
  • 眠る前に明日の面倒な作業を思い出してしまう

これは、考えようとしたりやろうとしたりしていないのにも関わらず自然にやってしまう「状態」なので、無意識です。

潜在意識は、たくさんの材料が詰め込まれた倉庫の中から、使うものを取り出して活用することです。

  • 直感
  • ひらめき
  • トラウマ

これらは、すべて潜在意識の層に貯蔵されているものが、何かのきっかけで取り出されることで、あなたがはっきりと意識できるところまで引っ張り出されています。

そして、何がきっかけで引っ張り出されたのかも、はっきりわからないことがあります。突然のひらめきや虫の知らせ、女性の勘……といったものも、実は潜在意識から何かしらのルートを通って引き出されたもので、根拠のないでたらめや偶然とはいえないのです。

潜在意識と本能は違うの?

潜在意識とよく勘違いされているのは「本能」です。本能も、無意識の行動や思考を駆り立てることがあるためでしょうか。

しかし、本能というのは生まれながらにして持っているもの。そして、同じ種類の動物は同じような本能の表し方をします。例えば、自分の欲求を満たすためや、自分を危険から守るためなど、ある目的を果たすために無意識的にやってしまう行動というような捉え方でいいでしょう。

一方潜在意識は、人それぞれ違う中身をしています。自分の欲求を満たすため、自分の身を守るためにある……というものでもなく、ただただ自分の生きてきた経験の詰まっている場所ということになります。

なぜ潜在意識について知る必要があるの?

では、なぜ潜在意識について知る必要があるのでしょうか。知らなくても意識しなくても、生きていくことはできます。それなのに、無意識を知ることにどんな意味があるというのでしょうか?

潜在意識には「悩みの種と根」が埋まっているから

あなたの悩みは、いつもパターン化していて「自分はいつもこうだ……」という負のループに陥りやすくなっていませんか?

  • 人前でうまく話せない
  • 異性を前にすると自然にふるまえない
  • 意見や主張があっても言えない
  • いつも同じような性格の異性に惹かれる
  • 面倒な人が寄ってきて、巻き込まれやすい

これは、あなたの潜在意識にある材料が、いつも同じ言動や思考を作ってしまうことで引き起こる問題なのです。

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自分は子供の頃から人前に立つことや話すことが苦手だった。

失敗や、恥ずかしい気持ちを蓄積し続ける。

「自分が人前で、意気揚々と話をすることなんて絶対に不可能」と信じている。

実際に、人前でうまく話すことができない。

***

このように、過去の失敗や「子供の頃からそうだった」という事実やその時の気持ちは、潜在意識に書き記されています。それだけでなく、人前で失敗して笑われたり、できないことを繰り返し強い言葉で責められたりした経験があると、それは「体の記憶」として残っていきます。

それが、人前に出ると心拍数が上がってしまうことや、声が震えてうまく話せなくなるなど、体の症状として出てくるメカニズムです。

潜在意識にある材料を使って、日々あなたは生活しているし、行動範囲や自分の可能性を決定しています。あなたの悩みは、きっとずっと昔から蓄積され続けた悩みの種が、深く根を張ってしまっている恐れがあるのです。

悪い影響を与える潜在意識は書き換えることができるから

潜在意識は、少しずつではありますが書き換えることができます。潜在意識の基本的な知識と、なぜ自分の潜在意識に今の悩みが埋まっているのかを知ることが大切です。

例えば「人前で話すのが苦手なのはなぜなんだろう?」このように、理由を突き詰めていくことがとても大事です。

「自分は人前で話すのが苦手な人間だ」と信じて疑わない理由を探すのです。

  • 小学校の授業で発表し、友達に笑われた経験がある
  • みんなが自分に注目していると失敗が許されない気持ちになる
  • 自分は、プレゼンテーションの上手いあの人とは別の人種だと思い込んでいる

このように、なぜ自分がこの悩みの根を張ってしまったかを、より細かく詳しく考えていくのです。

この作業をすると「あ、自分が悩んでいるのは〇〇だったせいか」「もしかしたら、〇〇を改善すればできるのかも?」「あの人も〇〇をやって克服したらしい」このように、たくさんの「新しい材料」を入手します。そして、これを繰り返しやっていくことで潜在意識の在庫は、入れ代わってくというわけなのです。

潜在意識の書き換えには、根気がいる!

潜在意識の書き換えには、根気が要ります。数日や数週間では無理だし、何年かかっても変わらないこともあります。

潜在意識の書き換えは、セラピーや催眠療法などに通って行うこともできますし、自分で勉強して実践することも十分可能です。実際に筆者は、心理学や脳科学について興味をもち始めてからかなり悩みが減り、実際の行動にも変化が現れました。

自分の中にある無意識を、いちいち「なぜだろう?」と深堀することを繰り返すのです。「自分のイメージ」そのものを書き換えて、できることもできないこともすべて一新するような気持ち。もちろん人により個人差が大きいですが、意識的に考えたり行動したりすると人生観がガラッと変わることは確かです。

潜在意識をうまく使うと何が起こるの?

潜在意識をうまく使うと「夢が叶う」「成功する」などといわれています。しかし、夢や成功というのはあくまでも「自分がより自分らしく、楽に生きる」というものだと考えてください。億万長者になるとか、いきなり運命の結婚相手が自分をさらってくれるような魔法がかかるようなものではまったくありません。

願いや夢を叶えるには潜在意識へ「刷り込む」必要がある

潜在意識は、情報の宝庫です。そこには、繰り返し自分のなりたい姿や目標を刷り込んで、完全にインプットさせなければなりません。

でも、だからといって夢を100回ノートに書くとか、100回願い事を唱える……みたいなことをしても時間のムダです。もっとも効率的な潜在意識へのアプローチは「好きなことや興味のあるものに没頭する」ことです。

あなたの潜在意識に、自分の好きなことや興味のあることを刷り込んでいきます。とにかく関係のあることをひたすらにやっていれば、潜在意識に刷り込まれていきます。よく「ひたすら好きなことをやっていたら、社長になってた」という成功ストーリーを語る人がいますが、まさにこれは潜在意識への書き換えが成功した事例なのではないかと考えます。

潜在意識への刷り込みは、いろいろな場所で使われている

潜在意識への刷り込みは、自分だけが操作できるのではなく、ありとあらゆる場所で使われています。

例えば、テレビのCMやネットの広告など。これは、何度も何度も繰り返し目にすることで、潜在意識に刷り込まれるため、たまたま目にした店頭や通販で、なんとなくその商品を手にする人が増えるのです。

また、テレビのニュースでは日々凶悪事件やネガティブな問題を取り上げて報道する割合が多いですよね。あれも、国民の潜在意識に「危険」「不安」などの感情を植え付け、それを解消するためのグッズやサービスなどを売れるように計算されていると考えられます。

さらに、他人をむやみに批判したり、否定的な言葉をかけ続けると、本当にそういう人格になってしまう……ということもあるし、カルト宗教のマインドコントロールなどもよく似ています。相手側がそれを意図していても、していなくても、結果的に「潜在意識に悪いものが刷り込まれる」ということは至る所で起きているのです。

だからこそ、潜在意識の中にある悪いものは書き替えて、いいイメージを新たに入れてあげる必要があります。

成功している人や幸せな人は潜在意識をうまく使っている

成功している人や、幸せな人は、実は潜在意識を使うのが上手い人です。もちろん「なんとなくやっていたらそうなった」という人もいれば「自分はネガティブな人間だから克服したかった」という人もいます。どんな場合でも、やはり前向きな姿勢でのトライアンドエラーが、成功や幸せへの近道といえます。

トライアンドエラー、つまりまずやってみること。そして、エラーが出てもまた方法を変えてやってみること。これに尽きます。

「自分がなぜいつもうまくいかないのか?」という疑問を特定すること、そして方法を変えて行動してみること。無理だと思っていたことに、挑戦してみること。そして、今までできないと思っていたことができたときの「成功体験」です。この成功体験と、達成感は非常に大きな幸福感をもたらし、あなたの心をさらに前へと前進させていきます。

潜在意識と直感の深い関係

潜在意識は、常にあなたの「自覚できる意識」にメッセージを送っています。これを直感といいます。

  • 直感に従え
  • 考えるな、感じろ
  • 直感が一番正しい

などなど、直感が大事だということはよく聞く話です。潜在意識に貯めこまれているあなたの記憶は、日々色々なきっかけによって「直感」を生み出しています。

例えば、なんとなくお風呂に浸かってゆっくりしていたら、いいアイディアが浮かんできた。ジョギングしている最中に、ずっと思い出せなかったあの曲を思い出した、本を読んでいたら、以前なんとなく考えていたことと繋がる瞬間があった!

これは、全て潜在意識と直感が繋がる瞬間です。私たちは常にいろいろなものを見て、聴いて、考えて、感じています。このすべてが潜在意識へ通じていて、何かのきっかけ(トリガー)となってヒントを引っ張り出すわけです。

だから、直感的に感じた違和感はだいたい当たっていたり、虫の知らせという言葉があったり、ふとした瞬間に新しいアイデアを思いついたりする。あれこれ議論して導き出した答えよりも、直感的に「これしかない」という感覚に従った方が、成功したりうまくいったりするのは、潜在意識からの重要なメッセージを受け取っているためなのです。

潜在意識には無限の可能性がある!

潜在意識には、あなたが決して自覚できない膨大な量の情報と記憶が貯蔵されています。そこにアクセスするためには、意識的に自分の考えや経験、記憶を変化させていくことが必要です。

新しい場所にでかけたり、環境を変えたり、新しい人との出会いを求めることは人生においてとても大事です。それは、あなたが行動を変えると、潜在意識と直感がつながるきっかけの数も、種類も増えるから。新しい挑戦や、いつもと違った勇気ある行動によって、あなたの意識や行動、そして気持ちは少しずつ変わっていくでしょう。そして「必ず変わっていく」ということを信じ続け、潜在意識に刷り込ませていくことが、今すぐにはじめるべきことではないでしょうか。/夏野 新

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