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幸せについて哲学する「200㏄の幸せ」

幸せの哲学

世の中は、エネルギーでできている。

水・空気・植物・人間・動物・プラスチック・鉄・ゴム・油‥‥なんでもかんでも、物質はエネルギーででできている。

学校の理科や数学では、決まった法則があることや、公式に当てはめて計算することができると教わった。しかしそれは、単なる理科や数学の授業の中だけの話。現実の世界、私が生きているこの世界に、決まった法則や公式など何の関係もない。そう思っていた。

ところが、私は大人になって、世の中はすべてエネルギーでできていることを思い出した。
物質はすべて、エネルギーでできている。
ということは、法則に基づいた行動や、それに近い心がけをすれば、何かしらの効果があるのではないだろうか。
エネルギーの法則は『引き寄せの法則』『成功の法則』としても、一般的に広く知られていることだ。

今更何を言っているのかと笑う人
胡散臭い話は聞きたくない、という人もいるだろう。

でも、世の中のエネルギー法則が決まっているのなら、すべての人が幸せになる法則だってあるはずだ。人が生まれて、死んでいくそのメカニズムが決まっているのと同じように、幸福に一定の法則があっても不思議はない。

例えば、強い心理的トラウマを抱えている人は、それを引きずり、不幸な人生を送りそうに思える。愛する人と死別している人は、ずっと悲しみとともに生きていくように思える。病気を抱えて、平凡な生活もままならない人の戦いは壮絶だ。孤独を抱え、将来の自分を想像できずに不安を抱えている人も、さぞかしつらいだろう。

幸せの実感

世の中のエネルギー法則に逆らうことはできない。

全ての人のしあわせの量は、一定だ。
どんな人も、母数に正しい数を足したり、掛けたりすれば、必ず幸せになる。

私がいつもイメージする、人間と幸せに対するイメージはこうだ。

 

全ての人の幸せの量は、コップ1杯の水 200ccである。コップ2杯分の幸せを持っている人は、いない。全ての人が持っている幸せの量は、必ず200ccなのだ。

でも、人によってそのコップがいつ満タンになるのか、どんなペースで満タンになるのかは違う。

ずっと同じペースで水が注がれ、人生の終わりと同時に満タンになる人もいる。
人生の前半で満タンになる人もいる。
人生の前半は20cc、人生の後半で残りの180ccが満タンになる人もいる。
20cc入り、50cc入り、そのあとずっと何も注がれず、また突然バシャンと注がれることもある。
一気に勢いよく入れすぎて、こぼしてしまう人もいるだろう。

どんな人も、200ccの幸せを必ず持っている。
これは決まっていること。
全て物質で成り立っている世の中では、さして不思議でもないだろう。

でも、みんなそのことを知らない。
『あの人はきっと400ccの幸せを持っているんだ』と羨んだり『あの人は50ccの幸せしかなくて可哀想だ』などと不確かな憶測で話す。

そんなことはあり得ない。

みんな、同じ200ccの幸せをどうやって満タンにしていくか、考えているのである。
水を入れようとしなければ、いつまでたってもコップは満タンにならない。
水をうっかりこぼさないよう、どうやって入れたらよいか、考えることも必要だ。
もし、こぼしてしまったら水は200ccより少し減ってしまうが、少ない水でも自身が満たされるよう工夫することも求められる。

他人の上手な水の注ぎ方を真似て、やってみる者もいる。
最初から自分のやり方で、ドバっと注ぐ者も。
慎重に少しずつ、少しずつ注ぐ者もいるだろう。

それでも、幸せの量はやっぱりみんな200ccだ。

今までつらく、悲しい思いをしてきた人は、きっとこれからコップの中に勢いよく流れ込む水に圧倒されるだろう。
ずっと温かく幸せな人生を送ってきた人は、そのコップの中の水をこぼさないように、大切に持ち運ぶべきだと思う。

コップの中にたくさん入った水を眺めるのは、とても心地がいい。
ひたひたと溢れそうな水を見ると、安心するもの。
ほんの少ししか入っていないコップの中を見つめるのは、寂しく、不安だ。

これが、しあわせの『実感』である。

幸せとは?あなたが思う「成功」や「幸福」はなんですか

やっぱり世の中はエネルギーでできている。

あなた今、満ち足りていないかもしれない。
欲求や理想に振り回されて、あがいているかもしれない。

でも、人生の中で人が与えられる幸せの量は同じだ。今つらくても、その経験が生きるときがくる。人生の序盤でつらい思いをした人こそ、後々大きな幸せがやってくる。

それは、金持ちになることや有名になる、賞賛を得るといったことではない。幸せをより貴重なものと感じ、感謝することができるからだ。

もしかしたら、他の誰かから見たら、平凡すぎて幸せでもなんでもないかもしれない。でも、あなたは誰よりも強い幸福感を得る。これも、必然的なエネルギーの法則だと、私は思っている。

いくら逆境に生きようとも、必ず幸せは訪れる。それはもう、この世の原理として決まっていることなのだから。

 

(文・夏野新)

 

 

 

 

 

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