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嫌なことから逃げるのは甘えなの?現状を変えたい人は読んでみて

「逃げる=甘え」の常識を壊そう!

「逃げるのは甘え」という考えは、もはや古い考え方となりました。テレビでもネットでも専門家による書籍でも、逃げることは甘えではないと声高らかに叫ばれるようになっていますよね。

ただそうは言っても、人生のなかで起こる困難から逃げまくっていたら成長することはできません。生き残りたいなら、戦うべきだという考えにもやはり一理あると言わざるを得ないですよね。

では、一体逃げるってどういうことなのか。逃げていい局面と、逃げてはいけない局面の違いとは何なのか。「逃げる」ということの本質についての話をしたいと思います。

逃げる=甘えではない。逃げ道をつくることがでストレスが軽減する!

厳しい職場環境、理不尽な要求をされる人間関係、努力の報われない環境。そんな場所にいたら、誰でも逃げたいと思うものです。今すぐ何もかも放り投げて、南国に逃避したい気持ちになります。

しかし、ここで頑張れるか頑張れないかの違いは「逃げ道」を持っているかどうかにかかっているのです。心理学の分野では、逃げ道があると分かっているだけで、人は耐えがたい環境や状況に立ち向かい続けることができるということがわかっています。

例えば……

  • 今の仕事を辞めたら何もかも失うと考えている人
  • 今の仕事を辞めたら、次はどんな道に進もうか考えている人

一見すると「何もかも失う」という切羽詰まった状況が、忍耐力や根気を育てるような気がしてしまうでしょう。しかし、本当は「逃げ道を確保している人」の方が忍耐強くなるということがわかっています。

逃げるというのは、軌道修正するということにすぎません。軌道修正に甘いも苦いもありませんよね。

「逃げ道がない」「甘えられない」というのは思い込み?

「そうはいっても、逃げ道なんてそんな簡単に作れるものではない」と人は言います。自分には他にできることがないし、自分が活躍できる場所や居場所なんて、そうそうありません。今ある場所にしがみつくことが、自分の戦い方だ!

まさにその考え方こそが「逃げ」なのかも。

もし今の仕事を失ったら、時給の安いアルバイトから始めなけれなならないかもしれない。時給の安いアルバイトしかできなかったら、家賃が払えないかもしれない。家賃が払えないと生活できないかもしれない。こうやって、新たな逃げ道を確保するためには、またたくさんの問題が生じることになります。

では、その新しい問題の逃げ道はなんでしょうか? まず生活レベルを下げる必要があります。自分の物欲をコントロールする必要も。無駄なことや余計なこに使う時間やお金を、見直す必要も出てきます。とても面倒で根気のいる作業になるでしょう。ここから逃げるために、今ある場所に執着しているだけともいえる。逃げるのは甘えという考えは、別の側面で起こる問題から逃げているだけなのです。

そこで「逃げ道を作るための作業や工夫」と「つらい現状に耐える」ということを天秤にかけるという考え方が必要になります。

壁にぶち当たるたびに逃げ回るのと、適切な逃げ道を確保することとはまったくの別物だということは、多くの人が知るべきことですね。

そして、逃げ道を確保するという作業は、現状に耐えることと同じくらいの根性と覚悟が必要だということも重要です。

逃げることは、楽をすることではない?

逃げるという言葉だけを聞くと、楽になりたいイメージを持つこともあるし、弱い人間の象徴のようにもとれます。それは、本当の意味で逃げているのではなく、ただ自堕落になってくという意味での逃げです。

正しく逃げるというのは、決して自堕落になってもいいということではありません。別の形をした苦しみをもってしてでも、その場所を去りたいかどうかになります。

ひとつの場所を去ることや、何かから逃げることで失うものは絶対にあるものです。しかし得られるものも当然あります。楽に感じられる生き方を探すということです。いわば、探検ですね。探検家というのは、決して楽ではありません。危険が伴うし、一歩間違えれば生きて帰ってこられません。そのリスクを負ってもなお、自分が楽に感じられる生き方を探したいかどうか。その天秤のかけ方が、難しいところです。

逃げ道を確保しておくことで、楽に生きられるようになる?

断崖絶壁のような場所に立っているのと、足元に少し余裕のある場所に立っているのとでは心の持ちようはまったく違います。苦しい思いをして逃げろと言っているわけではありません。

ただ「逃げる価値」や「逃げる方法」を探してイメージしておくだけでも、精神的ストレスレベルは下がるのです。

職場や家庭で起こるさまざまな問題に頭を悩ませている時間を、逃げ道を想像する時間、逃げ道を探すためのリサーチに使ってみるといいでしょう。考えているうちに、逃げる方法がはっきり見えてくることもあるし、逆に今の現状を突破する方法がわかることもあります。逃げることは、新しい何かを考えることなのです。

逃げずに自分を追い込むのは「明確な目的」があるときだけ

自分を追い込むことで、成果が出る。追い込まれないと、本領を発揮できない。

この言葉は……

  • 自分の得意なこと
  • 自分の好きなこと
  • はっきりとした目的を持っていること

このように、どうしても自分が成し遂げたいことや、没頭できるくらい好きなことに対してだけ当てはめることができます。

ただ単にお金を稼ぐためや、なんとなくやっていることに対して追い込まれても、苦痛しか感じられません。目的に対する熱意から、追い込まれているレベルを差し引いても、なおエネルギーが残るのならそれは、逃げずにやってみる価値があるのかもしれません。追い込まれているレベルに、目的が見合っていないのなら、耐える価値はあまり多くないでしょう。

逃げたい…これって甘え?そんなときは第三者の意見を聞いてみて

自分が今のつらい現状から逃げてもいいのかどうか、別の道を選ぶべきなのかどうか迷ったら、第三者の意見を聞いて新しい視点をもつことも大事です。

自分で考えているだけでは、同じところを堂々巡りになりがちですよね。そして、自分の考えに自信をもてないことで「逃げるなんて甘えているのかも」「自分は弱いのかもしれない」と、マイナス思考に走ってしまうことも多いです。

できれば、家族や友人などの近しい人よりも、あなたのことをまっさらな気持ちで見てくれるカウンセラーに相談するのがおすすめです。「あなたは○○な人」というレッテルを張らず、先入観なしで意見してくれるカウンセラーの存在は、環境を変えるときのアドバイザーとして適切です。

https://kandouya.net/mentalhealth/7466/

逃げるのは甘えではなく、軌道修正です!

逃げるというたったひとつの言葉を、深く深く掘り下げていくと本当に大事なことが見えてきます。自分はどう生きたいのか? 今のつらい現状の先に何があるのか? そして、そのことについて本気で考える気があるのか、ないのか。

逃げることを甘えだとする前に、もう少し考えてみてくださいね。自分の心の状態や、生活状況などを考慮してじっくり向き合ってみましょう。/Kandouya編集部

https://kandouya.net/mentalhealth/5704/

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