彼氏に嫌われたくない、嫌われたらどうしよう…
ちょっとしたことで彼氏に「怒らせちゃったかも?」「ごめんね、ごめんね!」と焦ってしまう。本当の気持ちは別にあるのに、相手の顔色が気になって、本心を言えない。
常に彼氏の機嫌や、彼氏の気持ち最優先。そんな自分を「聞き分けの良い賢い女」だと思い込もうとしている……あなたには、心当たりがありますか?
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彼氏に嫌われることを恐れる不安の正体
彼氏に嫌われることが怖い。その不安感の正体は、あなた自身の「自己肯定感の低さ」にあります。
「嫌われた自分」を想像したくない
あなたは、彼氏に嫌われた自分、彼氏が離れていくところを無意識のうちに想像していませんか?
人間誰しも人を嫌いになってしまうことや、恋人に冷めてしまうことがあります。でも、あなたは嫌われて見捨てられたときの状況を想像することにさえ恐怖心を抱いているのかもしれません。
これは無意識的にやっていることなので、もしかしたらあなたにその自覚がない場合もあります。もし今の彼氏に嫌われてしまったとき、それは別れを意味しています。考え方によっては、あなたの言動に対して怒ったり、嫌ったりするような人とは付き合いを続けないほうがいいということもあります。それでも、あなたは条件反射的に彼氏の機嫌をとってしまう。それは、嫌われた自分を直視することにさえも恐怖心を抱いているためです。
あなたの時間が「彼氏」で埋め尽くされている
あなたの暮らしの中に、彼氏の存在が占めている割合はどのくらいですか?自分だけの時間、自分の好きなように過ごす時間がちゃんと設定されていますか?
自分に自信がない人や、自己肯定感の低い人は、自分の好きなことや自分だけの時間を過ごすことが少ない傾向にあります。その理由は「自分の気持ちがわからない」から。自分が何をしたいのか、自分が楽しいと感じる時間はどんな時間なのか、わからないのです。だから、いつも自分を好きでいてくれる彼氏に全ての時間を捧げて、自分の心の声から目を背けてしまうのです。
否定されるのが怖い
彼氏の機嫌をうかがってしまう人は、自分を否定されることにも恐怖心があります。例えば、あなたが彼氏に何か意見を言ったり、不満を口にしたとします。そのとき、もし彼が「お前だって〇〇だろ!?」と反論したり、批判されたときのことを想像すると、得体の知れない恐怖感が襲ってきます。
自分の意見が正しいか・間違っているかの2つにしか選択肢を許さず、そしてそのジャッジをするのは自分ではなく、他人であると思い込んでいます。自分の意見というのは、自分が感じたことそのものでいいはず。正解も不正解もないのに、自分は他人に制裁される立場だと、思い込んでいるのではないでしょうか。
実は彼氏を心から信頼していない
彼氏から嫌われるのを恐れているということは、彼氏はちょっとのことであなたに対して批判的になり、制裁を加えてくると思っているのでは。もちろん、表面的には「そんなことない!彼氏はとっても優しい人!」と思うでしょう。
しかし、心から信頼している人になら、自分の本心を打ち明けてもいいはずです。その一瞬は喧嘩になるかもしれないけれど、話合えばお互いの気持ちをすり合わせることだってできます。
それをしないということは「彼氏に本質的に愛されている自信がない」「彼氏のことを心から信じられない」というのが本音なのかもしれません。
幼少期、愛を十分に受けていない
恋愛の不安感は、幼少期の愛情不足に密接な関りがあります。
・嫌われたくない
・見捨てられたくない
・自分の意見を否定されるのが怖い
このような思考は、幼少期に「無条件の愛情」をもらっていないことが原因になっている可能性が非常に高いのです。あなたは、両親との関係が良好ですか?親にわがままを言ったり、ありのままの感情をぶつけたことがありますか?
親から暴力を受けて育ったり、いつも一人でさみしい思いをしたり、否定的な言葉をかけられたり、兄弟で比較されて育ったりした経験はありませんか?恋愛の不安は、幼少期の自分のトラウマを見つめなおすことで、解決策が浮かび上がってくることがとても多いのです。
嫌われたくない気持強いと、彼はどう反応する?
嫌われたくないという過剰な執着心は、おそらく彼氏にも伝わっています。ただそれがどんな形で受け取られているかはわかりません。あなたのその「嫌われることへの不安」に対し、彼はどう反応するのでしょうか?
気持ちが伝わり、相手が優位に立ってしまう
あなたが必死に彼氏の機嫌をとったり、嫌われないように行動をコントロールしてしまうと、彼氏があなたよりも優位に立ってしまう可能性があります。
本当にあなたのことを愛していて、寄り添いたいという気持ちがあれば、あなたの心の闇に気がついて、何かアドバイスをしてくれるかもしれません。しかし、中にはあなたの推しの弱さを利用して優位に立とうとしたり、場合によっては利用してくる男性もいるのです。
あなたが素を見せてくれていないと感じる
いつも本音を隠していたり、機嫌をとるために当たり障りのない言葉を選んでいたりすると、相手は「素を見せてくれない」と思って引いてしまう可能性もあります。
- 真剣に付き合う気があるのか?
- いつも自分が我慢すればいいと思っているのか?
- 気持ちを隠していることが、バレていないと思っているのか?
あなたがなぜ、彼氏に本音を見せられないのかを理解しないままだと、このような疑問や不安を感じて離れていくこともあります。そこで、一歩踏み込んで「なんでいつも自分の気持ちを隠すんだよ!」とドアをこじ開けてくれる男性も、中にはいるのかもしれませんね。
でも、多くの男性はそこまでしてくれません。「素を見せられないなら、本気で自分と向き合う気がないのだな」「心を開いてくれない人と付き合っていてもな……」と、遠ざかっていくことも。
何をしても離れるわけがないと甘える
あなたが彼氏に嫌われたくないという気持ちが強ければ強いほど、相手はその弱みに付け込んでくることがあります。
例えば…
- お金をせびる
- 仕事をしない
- 暴力や暴言
- 浮気を繰り返す
- あなたの気持ちを無視した性的行為
パターンはさまざまですが、あなたが「やめて!」「そういうのは困る!」と言えないことに甘んじて、相手の欲求や無礼な行動がエスカレートすることがあるのです。あなた自身も、彼が自分に対してつらく当たったり、不当な扱いを受けることを「自分にも原因がある」「私がダメな女だから」と自分のせいにしてやり過ごそうとしていませんか?
あなたが捨てられることへの不安を強めることで、自分をどんどんつらい恋愛に導いてしまっている可能性もあります。このことに気づかないままでいると、抜け出せない泥沼恋愛に発展する可能性があるかもしれません。
愛されて当たり前と感じ、飽きられる
あなたが彼に嫌われることを恐れ、機嫌をうかがい続けると、彼氏は「自分はこの女性に愛されて当たり前」と感じるようになります。
すると、あなたが与える愛情やお金、時間、思いよりも彼の方から与えてくれるものが非常にすくなくなることがあります。
- 愛情表現をしてもらえない
- 不満や欲求のはけ口にされる
- 他の女性の空気をにおわす
このように彼氏が「愛されて当たり前」になると、あなたはさらに彼氏を引き留めようと必死になってしまいます。「なぜ彼は私に愛情をしめしてくれないのか?」そう考えて「もっと努力しよう、もっと尽くそう!」と無理に無理を重ねてしまうことに……
さらにそんな状況が続くと、彼氏はあなたを振り向かせようなどを努力をする必要がなくなります。何をしても、どんな対応をしてもこの女は俺を嫌いにならない。そう確信してしまうと、飽きてしまうことも。そしてさらなる刺激を求めて他の女性に走ることも少なくありません。
どうすればいいの?彼氏に嫌われたくないという不安な気持ち
こんなつらい恋愛をもう二度としないためにも、あなたは自分の心について真剣に考える必要があります。不安な気持ちを少しでも解消するために、あなたの固定観念を壊していきましょう!
男性は彼女をしっかり選んでるって知ってる?
男性は、不器用だから損得勘定で恋人を選んだりしない。そう誤解していませんか?
意識的にでも、無意識でも、男性は女性をしっかり、ちゃっかり選んでいます。
- 甘えさせてくれる人
- 欲求を叶えてくれる人
- 無礼を許してくれる人
このように、損得勘定で女性を選んでいる場合があります。もちろん、あなたの彼氏がそうだと決めつけるわけではありません。嫌われることへの不安や、見捨てられたくないという執着心を持っている以上、このようにあなたは「メリット」で選ばれ、不幸な恋愛を繰り返してしまう可能性があるのです。
少しの事で嫌いになる人はあなたに本気ではない
少しの失敗や意見の食い違いで、あなたのことを嫌いになる人は、あなたのことを本気で好きではない可能性があります。
恋愛において「〇〇だから好き」「〇〇だから付き合う」という条件付きの愛情は、とても表面的な付き合いで本質的な愛情でないといえます。彼があなたの欠点やお互いの意見の食い違いに対して「〇〇だけど好き」「〇〇なところがあっても好き」という、デメリットを上回るような愛情がなければ、本当の恋愛関係とはいえません。
形よりも心のつながりを強める
彼氏があなたに対して、どんな愛情表現をしてくれているかもう一度考えてみましょう。
そして、あなたが彼に求めている愛情表現と照らし合わせてみてください。
- 連絡をこまめにくれる
- 絵文字たっぷりの長いLINEをくれる
- プレゼントをくれる
- 会うたびに体を求める
これは「形」だけの愛情表現であり、とても表面的です。形ではなく、心で繋がっている時間を持つことが大事です。
- 些細なエピソードを覚えていてくれる
- 本気で心配してくれる
- あなたのために怒ったり、叱ったりしてくれる
- あなたとの思い出を語ることがある
- あなたの気持ちを引き出そうとしてくる
もしかしたら、あなたは心で繋がるのが怖いと思っているかもしれません。彼が心を叩いていることに気づかず、条件反射的に閉じたり、拒絶している場合があるかもしれませんね。もう一度振り返って、彼と本当に心で繋がっている自信があるか、自分自身に、問いかけてみてください。
たとえ嫌われてもあなたに魅力がないわけではない
例え自分の意見を話したり、本音でぶつかって嫌われてしまったとき。あなたはものすごく不安になるかもしれませんが、それはあなたが悪いわけではありません。あなたに魅力がないわけではありません。
断言しますが、あなたは彼のためにい生きているわけではありませんし、彼もあなたのために生きているのではありません。あなたは彼がいなくても生きていけます。彼も、あなたがいなくても生きていけます。
あなたのありのままを受け入れてくれる人は、この世の中にたくさんいます。しかし、そんな人に出会うめには、あなたがあなた自身の魅力に気付いて、自分を愛せるようにならばければいけません。
思うことを溜め込まないで彼氏に話してみる
思うことを話すのは、とても難しいですよね。頭の中にセリフまで浮かんでいるのに、言葉が出ない、声が出ない、ということもあると思います。
何も、1から10まで全ての本音を一度に口にできなくてもいいのです。たった1でもいいです。それを、何度も何度も根気よく続ければ10の本音を話すことと同じになります。
最初から完璧を目指してはダメ。気持ちを押し殺してしまいやすい人は、たった「1」の気持ちを言葉にすることからはじめてみましょう。人間の習慣化の力はすごいものです。きっと、少しずつ心掛けているうちに、自然にできるときがくるでしょう。
あなたはそのままで十分魅力的。嫌われたってかまわない!
あなたは、彼に愛されている自分に価値を感じてしまっているかもしれません。でも、それは思い込みです。あなたはあなたのままで十分魅力的です。だって、こんなにもたくさん悩んで、考えているのですから。
もし嫌われてしまったら、それは確かに悲しいですよね。でも、新しい恋愛をするチャンスになるかもしれない。今度は、あなたはあなた自身の心に向き合いながら、幸せな恋愛ができるかもしれない。そんな可能性すら秘めています。
まずは、彼の機嫌ではなく、あなたの心をよく見てあげてください。きっとそこから、新しい自分・本当の恋愛が見えてくるはずです。
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