kandouya

ネガティブ/マイノリティ専用WEBマガジン

ネガティブってそんなに悪い?ネガティブも必要と言える「6つの真実」

「ネガティブは悪い」という止まらない風潮。いつの間にかネガティブな思考はよくないということが当たり前になり、「ポジティブな人と付き合うことが正解だ、ポジティブな人には幸運が訪れる」という考え方が浸透している。

ではネガティブだと幸せにはなれないというのだろうか。この広い世の中には、「ネガティブってそんなに悪い!?」と考える人もいるのが事実である。そこで、「ポジティブであることが素晴らしい」とは決めつけられないその理由をはっきりと伝えよう。

ネガティブってそんなに悪いこと?答えはNO!

1. ネガティブがなければ立ち止まれない

人は「前に前に進むことこそ素晴らしい」「立ち止まったってなにも始まらない」と考えがちである。しかし、前に前に進んできた人が大きな壁にぶち当たった時、「たまには立ち止まってみたら?」と言われるのもまた、事実である。

人間を作られている成分表があったとして、100%ポジティブであったとしたら、それは確実に無理をしている。どんな人間でも、必ず心に「不安」「迷い」「弱さ」があるからだ。そして、それを出すことが「ネガティブだ」と言われがちである。

人間が何かを疑ったり警戒することは、そのすべてが弱さだとは言えない。時にはしっかりと慎重に考え、必要に応じて立ち止まり、疑うことも一つの「強さ」である。これがなければ、いざ大変な挫折を味わった時に立ち直れないし、冷静に自分を客観視する能力が欠けてしまうのだ。

2. ひたすら前向きに考えれば「成功する」わけではない

「いつでもポジティブだったから」人は成功するのだろうか。それは違う。成功とはその人が自分のできることをフルに生かして、目標を達成することを言う。「自分は基本的にポジティブだから絶対大丈夫だろう」という発想がそもそも少し危うい。

前向きに考えているから成功するのではない。たとえば、他人に「あなたは○○を改善した方が良い」とアドバイスをもらうとしよう。ここでネガティブな人は「そうなんだ、こんな短所があるのだ」と受け止めやすい。しかしひたすらなポジティブにこだわる人は「この人がそう思うだけで、私はこのままでいいわ」と思い失敗することもある。

前向きというのは「使い方」を間違ってはいけない。何かを成功するためには、自分という人間のスキルをしっかりと知っていくことが大切であり、長所も短所もわかった上で「最善の道」を自分なりに歩いていくことだ。引き寄せの法則に関してもマイナス思考が最高の幸せを招く 「逆」引き寄せの法則といった書籍もある。

3.ネガティブがあってこその「人間らしさ」

ポジティブな人は確かに明るい。明るくてエナジーがある。しかし、周囲の人間が泣いていても怒っていても明るいというのは、若干人間らしくないものである。その明るさが時には機械的にも見え、「この人は悩んだことなんてないのでは?」「人生経験が少ないのでは?」と、幼い印象も覚えるものだ。

また、ポジティブ過ぎる人には全く隙が無いため近寄りがたいことがある。人間らしさというのは、時折垣間見える「どうしようもない部分」なのだ。どうしようもなく落ち込んでヤケになったり、やらなくてはならないことがあるのに逃げてしまうことがある人の方が、結果的には人間らしくて愛される。理由は簡単だ。誰しも強くなんてないからだ。一緒に仕事のプロジェクトを今成し遂げるだけならポジティブな人がいいが、一生そばにいたいのは、人間らしい人である。

4.物事の本質を見抜く能力が高い

ネガティブを適度に持っている人は、本質的に生きている人が多い。ネガティブになる原因の大半は「心のショック」や「傷となる出来事」である。たとえネガティブであっても、この傷と向き合い乗り越えた人は、本質に目を向けて深い人生を送ることができる。

たとえば恋愛でも人間関係でも、失敗するからこそ「大切にするべき人」「自分のことを理解してくれる人」の存在に、本当の意味で気づくことができる。どんなに辛いことも悲しいことも「とにかく前向きにとらえていればなんとかなる」と考えていても、「なぜその嫌な出来事が起きてしまったか」に目を向けることができない。

本質に目を向けることができなければ、根本的な解決に向かってはいかない。そうなると悲しいかな、人間は何度でも同じことを繰り返す生き物だ。だからこそネガティブは大切な要素であり、本質的に生きて幸せを手に入れるために必要不可欠と言っても過言ではない。

5. 経営者や成功者もネガティブである

世で言う「成功者」「経営者」はネガティブであることで有名だ。ネガティブな感情が成功を呼ぶ / ロバート・ビスワス・ディーナー 【本】といった本があるように、ネガティブな感情から生まれる成功例は多い。

日本で言えば大創産業(ダイソー)の社長が、これだけ大きな事業を成功させているにも関わらずネガティブな発言をしていることで有名だ。

経営計画、戦略、そんなもんないです。目標ないです

ダイソーはつぶれる。そうしないために、
一緒にがんばりましょう、と社員に言っている。
良いことはもう起こらないかもしれないけれども、
生きることに感謝するしかない。
引用元:https://matome.naver.jp/odai/2136402465234082401
これは補足的な情報だが有名人でも新垣結衣や指原莉乃、前田敦子、松岡茉優など、ネガティブな人がいる。

6.バランス感覚を得た時、ネガティブな人は最強である

ここまで「ネガティブは悪くない」という理由を述べてきたが、ではいつでもネガティブでいていいかと言われるとそうではない。ネガティブが必要なのは、人間が生きるために必要なバランスを得るためである。ネガティブな感情を持ち合わせ、傷を受けいれて生きる人生を歩む人は、それでも自分を持って生きていこうと思えるまでに時間がかかる。

「前を向いていかなくてはならないが、時にはネガティブが大切だ」というところまで行く事が難しいから、ネガティブをこじらせてしまうのである。だが、ネガティブな自分を許し受け入れ、共に生きていくことができるようになればネガティブな人は最強である。

なぜなら、自分を冷静に見て危機管理ができ、本質で物事を見ることができ、時に人間らしく、人の痛みがわかり、信頼されるからだ。そして確実に自分の目標に向かって、周囲の人の協力も得ながら進むことができる。心に闇を持つ人は強いのだ。

結論:ネガティブは「そんなに悪い」わけがなく、必要と言える

ネガティブはそんなに悪いのかと検索している人が一定数いるように、「ポジティブだけが素晴らしいとは思わない」という人はいるのである。「そんなに悪い」という言葉が生まれている時点で、いかに世の中が「ネガティブ排除」という向かい風を吹かせているのかは察しがつくものだ。

しかしネガティブは悪くない。ポジティブだけが素晴らしいとは言えないのである。もしもあなたが、ネガティブな自分を自覚していて、それでも「そんなに悪くないのでは?」と思っているなら、最強のネガティブに近い人だ。誇らしい人だ。/kandouya編集部

おすすめ書籍《トラウマ・HSP・アダルトチルドレン》

スポンサーリンク

Return Top