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陰キャの君が大好きだ!陰があるから陽がある

若者の間では、人のタイプを「明るくて活動的」な陽キャラと、大人しくて目立たない陰キャラという2つのジャンルに分類することがあります。

陰キャというのは、多くの場合あまりいい意味では使われません。

  • 暗い
  • ネガティブ
  • オタク
  • ダサい
  • ぼっち
  • 非リア充

陰キャの別の言い方というのは色々ありますが、決して褒め言葉ではないですよね。

陰キャであることを自分の中でコンプレックスに感じたり、陽キャの人に対しての劣等感をもつ人も多いです。

しかし、陰キャには陰キャにしかない魅力と、人間味と、愛おしさがあると思うんです。この記事では、なぜ陰キャが魅力的であるかという根拠と共に、陰キャの人生にもっと誇りや自信をもつためのマインドを考えてみました。

「陰キャ」とは?

陰キャという言葉が悪目立ちしていますが、「明るい人」と「暗めな人」はいつの時代も存在していました。

外向型・内向型

人間の性格には、外向型と内向型という2つのタイプあり、この2つをざっくり雑に説明すると「明るい人」と「暗い人」になります。

外向型とは、社交的で人前に出るのが上手、誰に対しても受け答えが上手で、明るく活発なイメージです。

内向型とは、人と交流することよりもひとりの空間や世界観を大事にし、目立つことを避けます。

陽キャというのは、ここでいう外向型の人です。陰キャは、内向型の人。

この、外向型・内向型というのは、もともと生まれ持った気質的な部分もありますが、育った環境やおかれた境遇、経験などによって変化します。そして「仕事のときは頑張って陽キャになれるけど、家に帰ると一気に陰キャを発揮する」なんてこともあります。

ある程度自分の意思でコントロールしたり、相手やTPOによって変化させられる部分もあります。

内向型と外向型については、こちらの記事で詳しく書いていますので、気になる人はチェックしてみてください。

HSPはみんなネガティブだと思ってない?内向型と外向型の違いを解説します。

ネガティブ・内気なイメージ?

陰キャの人は、ネガティブで、暗くて、引っ込み思案で、内気……

そんな周囲からのイメージはきっと強いですし、自分自身を「陰キャ」として認めている人は、自分自身がいちばん「自分は陰キャだから、暗くて目立たなくて、あまり好かれない」と信じ込んでいる部分はあるのでは。

子供の頃から「活発で明るい子」が評価されたり、人気者になったりする。勉強もそこそこできて、運動ができればさらに「カッコいい、素敵な子!」とみんなが認知します。

でも、運動も苦手だし、勉強もあまり得意じゃない。別に学校で疲労できるような特技はないし、みんなの前でおもしろいギャグのひとつも言えないし……そんな立場にあった人は「陰キャ」となっていく。この構図は確かに存在します。スクールカーストや、派閥、グループといったものはすべて「学校の中だけでわかるその人の評価」です。

学校の中で自分の良さをアピールできなかったらもう、そこで一生「陰キャ」として生きていく。そんな風に思ってしまう若者も、少なくないのでは。でも、そんなのすごくバカげているなぁって思います。

「陰キャ」を恥じないでほしい

陰キャ、というのは、人から見た本当に表面的で、雑で、テキトーな枠組みです。

そんな、くだらない枠に自分を当てはめて、コンプレックスに感じないでほしい。自分自身を、恥じないでほしいのです。

「陰」があるから「陽」がある

陰と陽は、光と闇です。明暗ともいいますね。

「闇があるから光がある」「光があるから影ができる」こんな、ごく当たり前のことなんですが、これは人間のポジションにも当てはめて考えることができるんです。

世間で陽キャラとして生きている人は「かっこいい」「明るい」「すごい」「素敵」という、賞賛の言葉を浴びながら生きていますよね。

でも、それって「陰キャラ」がいないと成り立たないんですよ。

世の中すべての人が、同じ「運動神経抜群で、成績優秀で、顔もよくて、明るくていい人」だったら、順位なんか付けられないんです。もちろん、彼らは彼らで努力している部分はあるのかもしれない。でも、陰キャが努力していないかといったらそんなことはないはずです。

努力しても叶わない部分、例えば生まれ持った体格や顔だち、生い立ち、運動神経……いろんな部分で劣等感を感じてきたと思います。

でも、陰キャがいないと、きらきらした人たちは脚光を浴びることができないんですよ。

組体操をイメージしてみてほしいです。

目立つのはいつも、上に乗る人です。でも、一番下の、誰の目にも触れない、重さに耐えている顔すら写真に写らない人。

その人たちがしっかり基盤を支えているから、上に乗る人は脚光を浴びられるわけですよね。

もちろん、上に乗る人は重さに耐えることはないけれど、恐怖や責任といった別のものを背負っています。どちらが優れていて、どちらが劣っているということでは全くないのです。

陰キャには陰キャの良さがある

陰キャには陰キャのよさがある……それは、陰キャであるあなた自身も、そう感じている部分があるのではないでしょうか。

脚光は浴びないけれど、同じ陰キャの人の気持ちや、目立たない人、いじめられる人、えこひいき……いろんな世の中の理不尽さを体感してきているでしょう。

そういう「じゃないほうの人」とか「できない人」の気持ちが、ひとちばいよくわかるのが「陰キャ」なのではないかな、と私は思います。

もちろん、陰キャにもいろんな人がいて、ちょっとひねくれ過ぎてしまった人、斜に構えすぎてこじらせてしまった人、いろんな人がいます。

それは陰キャだけに限ったことではないんです。

陽キャの中にも、本当に非の打ちどころのないような素敵な人もいれば、陽キャと見せかけたナルシストや元気の押し売り系の人もいます。その人たちが悪い人だというわけではなくて、陰でも陽でも、その枠関係なしに「素敵な人」はいるということなんです。

陰キャだというだけで、人生をあきらめる必要はありません。陰キャの良さをわかってくれる人はいっぱいいますし、むしろ陰キャの方が好きという人もいます。そういう人たちに巡りあうことさえできれば、他人の表面的な評価や世間一般ラインに合わせることに何の意味もないということが、きっとわかるはずなんです。

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「陰キャ」として生きていくために必要なことってなんだろう?

では、陰キャとして人生を謳歌していくためには、どんなマインドでいたらいいのでしょう。陰キャとして生きている私が、心に決めていることを2つお話します。

無理して「陽キャ」になろうとしない

陽キャの人を見ていると、どうしても「すごいな」「それに比べてなんて私はダメなんだ!」という劣等感に苛まれます。

でも、それって一番やっちゃいけないことだと気付いてから「無理して陽キャになろうとしない」と決めました。

先ほどの組体操の話を思い出してください。

あなたは、陽キャになりたいですか?

本当になりたいのなら「自分は陰キャだから……」としり込みせずに、自分の殻を破っていきましょう。

でも、やっぱり自分には、きらきらした世界や、大勢の人と人脈を気築いて、盛り上がったりするのは難しいし、イメージできない……そうおもうなら「かっこいい陰キャ」を目指せばいいのではないでしょうか。

陰と陽は、上下でも優劣でもないんです。どっちもいるから、世の中が成り立っているんです。陰キャには陰キャにしかできないことがあるし、自分の中で納得できる幸せや、楽しみをもって生きていればそれでいいと、私は思います。

カッコ悪くない「陰キャ」になる

陰キャの人に大事にしてほしいことは「カッコ悪い陰キャ」にはならないでほしい、ということ。

カッコ悪い・カッコいいというのは、誰かが決めることではありません。世間一般論は、ここでは本当に関係ありません。

自分の中で「こういう人間って、カッコ悪い」と思うことはしないようにするんです。

例えば

  • 陰キャ同士集まって人の悪口を言う
  • 陽キャに対して嫉妬する
  • 陽キャを装って陰で悪いことを言ったりやったりする
  • その場その場で、キャラを変える

あくまでも一例ですが、自分の中で「こういう行いは、嫌だな」と思うことは、なるべくしないようにすればいいのです。例え「そういうの、よくないよ」と他の人が言っても、自分の中で「これには、こういう効果があって、こういう時間や考えも大事なんだ」と思えれば、私はそれを変えません。大事なのは、自分です。陰も陽も、ポジティブもネガティブも関係なく「自分がどういう自分でいたいか」だけを考えて、生きていいんですよ。それがいちばん、カッコイイ人間です。

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陰キャと陽キャは、優劣でも上下でもない。すべての人に役割がある。

陰キャも陽キャも、結局は同じです。

「陰キャばっかりしんどい」という人もいますが、陽キャの人だって頭の中では何を考えているかなんてわからないんです。人前に出たり、人から評価され続ける人だって、どれだけしんどい思いをしているか、私たちには知り得ません。

本当の胸の内、本当の幸せは、その人にしかわかりません。人からの見え方なんて、本当に何でもいいんですよ。

そういう枠組みで人を「暗い」「オタク」「きもい」なんて言う人は、ほっといて。あなたの好きなこと、自分の中で大切にしていること、自分の中で最高にカッコいいと思えることを、日々続けていってほしい。そして、その仲間や自分の理解者のことを大事にしてほしい。それだけでいいと、私は心から思っています。/Kandouya編集部

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