外向型と内向型を繰り返す?【HSPに関するお悩み】

こんにちは、Kndouya編集部です。

読者様より、お悩みのご相談をいただきましたので回答させていただきますね。今回は「こんなHSPいますか?」という、自認についてのお悩みです。

最近、簡易HSP診断で中度と分かりました。人間関係の悩みですが…仕事でもママ友でも、初めのうちは自分の方から気さくに話し掛け打ち解けるのですが、相手の人柄が分かり自分には合わないと感じるとフェードアウトして殻にこもってしまいます。その繰返しで疲れます。

HSS型HSPから内向型HSPになる事の繰り返しは、ありえるのでしょうか?

投稿者 K・Hさん

ご自身が、HSS型のような社交的な部分がある。しかし、その後の人間関係により内向型になってしまう……という感じでしょうか。きっと自分の中の二面性や矛盾に疑問をもたれているのですね。(本記事では、投稿者さんをHさんと表記いたします)

実は、私も投稿者さんと同じようなパターンに陥っていた経験がありました。

HSS型HSPは、自分の中の外向性と内向性につらさを感じやすい

HSS型HSPは、自分の中に「アクティブ」な面と「内向的」な面の、両方をもっているため、自分で自分に戸惑ったり、矛盾を感じてしまったりして悩みやすいとされています。むしろ、その矛盾や二面性の繰り返しがもっともつらいという人も、少なくありません。そしてHSS型HSPの特徴には確かに「社交的」という項目がありますが、HSS型HSPが全員社交的で積極的な交流をするとも限りません。

また、人間は誰しもが、外向性と内向性をそのときどきで使い分けて生きていると思うんですね。たとえば、仕事のときは社交的に活動できるけど、プライベートでは静かにしていたい。ママ友関係では、明るく積極的に立ち回れるけど、ときどき疲れてしまう……ということを繰り返して、悩んでいるものだと感じます。

でも、HSPは敏感さや情報処理の深さによって、その二面性を自分の中で許せなかったり、ふり幅の大きさに疲れてしまったりすることも多いのでは。

Hさんが、ご自身をHSS型HSPだと思うのであれば、それでOKだと思います。HSS型HSPと内向型HSPの中間くらいかな? という認識でも、OKだと思っています。HSPは基本的に自己診断するものであり、自分を認める「自己容認」のための概念です。だからこそ、自分自身が納得さえできればどんなHSPでもありなんです。

自分から人に積極的に交流することは、どんな動機からきているか?

今回のパターンでは、Hさんが自分から人に話しかけていくのはどうしてなのか? という部分に焦点を当ててみるとよいかもしれませんね。

それは「人と話すことが好きだから」でしょうか。

それとも「人には自分から話しかけて、社交的に振舞う方がよい」という固定観念からでしょうか。

実は、HSS型HSPの特徴をもっていても、社交性のない人や、気さくに愛想よく振舞うことは苦手という人もいます。もしくは、自分には社交的に振舞う必要性はないのであえてしない、という人もいます。

私自身「外向型の特徴もあるけど、基本的には内向型HSPの傾向が強い」というタイプです。しかし、Hさんのように自分から積極的に挨拶したり世間話をするように頑張っていた時代もあったんですね。

それは「感じのいい人だと思ってもらわないといけない」「人に会ったら世間話をして場を和ませなければいけない」という考えが強かったからでした。

その相手のことが好き、興味がある、関わりたいという自分の気持ちからの行動ではなく「そうするのがよい人」「愛想よく積極的でないと嫌われるのでは」というような漠然とした固定観念がそうさせていたと思うのです。

人と話すのはそんなに不得意ではありませんし、適度に話題を広げたり、そこそこ楽しい雰囲気を作ることもできる。だからこそ人との関係は、自然に広がります。これはむしろいい一面ですよね。私自身、それによって培われた良い人間関係には今も感謝しています。

ただ、合わない人は必ずいますし、そうなったときに拒否反応が出るのは当然だと思います。これは内向型の特徴というよりは「その人と関わりたくない」という単純な反応のように感じます。ただ、私の場合そこに「最初は積極的だった自分」というものがあるため、自分の責任でもあるように思ってしまいました。そして、嫌なことをどう表現していいかもわからなかったり、うまい交わし方ができないという部分も大きかったです。

つまり「積極的で社交的な自分」になろうと、無意識にしてしまう。それによって繋がった人を、自分から切るなんてどうやればいいのかわからない……という本末転倒な感じになっていたんです。Hさんが私と同じパターンであるかどうかはわかりませんが「どうして自分から人に話しかけるのか?」という部分を見てみると、また違った発見があるかもしれないと感じました。

人は、決してひとつの枠に当てはめることはできない

人は誰一人として同じではありません。チェックリストは一つの目安ですので、チェックリストに当てはまらないからといって悩んではいけない、しんどさを感じてはいけないわけではないと、私は思っているんですね。

人はグラデーションのように、さまざまな性格をもっています。性格が似ている人はいても、まったく同じということはありません。そして、外向的な人、内向的な人という風にはっきり2つに分けることもできません。

ときどき「自分はHSPなのか?HSPではないのか?」「HSS型HSPなのか、内向型HSPなのか?」という枠に当てはめることに意識が向いて、余計にしんどくなってしまうこともあります。

でも、いちばん大事なのは自分が「しんどいな」と感じているその気持ちや状況の方だと私は思っているんですね。なので、あまり枠組みを気にしすぎないこともけっこう大事な点であると思っています。そして、そんな風に矛盾した部分をもってしまう子とも含めて「それでいいんだ」「今は、そういう状態なのだ」と受け入れることも必要だと考えています。そういう部分がダメなのではなく、そんな部分もあるんだな……という風に。

なにより、私自身が「私ってHSPなのかな?」という疑問を、今も持ち続けて模索しているのです。不思議ですよね。自分を知れば知るほど、いろいろな面が見えたり、気づていなかった部分が見えてきたりします。だからこそ「カテゴリー分け」は、ざっくりと。私はそんな風に考えています。もしHさんの参考になれば幸いです。投稿ありがとうございました。/夏野 新

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