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若いママは嫌われる?「これだから若いママは…」なんて言わせない!

若いママというだけで「不良」「未熟」などという偏見をもたれてしまうのでは……そんな風に思うことありませんか?

若くして結婚や出産をした人は、それぞれに事情があります。もちろん、中には子育てを放棄してしまったり、上手く子供をしつけられない親、虐待事件に発展するような若い親がいることも事実ではあります。

しかし「若いというだけで、世間からダメな親だ」と思われるのではないか……そんな不安を抱えないでほしいのです。そんな、自分の若さを子育てのコンプレックスと感じてしまう人に向けて、筆者の実体験から得た教訓をお話しようと思います。

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「若いママ」ということを理由に、人から嫌われることを恐れていた

平成28年度の時点で、平均の初産年齢は30.7歳という調査結果が出ています。(平成30年度版・少子化社会対策白書)

筆者は、20歳で長男を出産、25歳で次男を出産しています。初産年齢は平均よりも10歳若く、初めの数年間は「アウェーな状況」を感じながら子育てをしていました。

両家の実家は遠方であることや、当時実家との関係がよくなかったこともあり、産後も夫婦2人だけでの育児がスタート。ネットや育児書で調べれば、いくらでも育児情報が手に入る時代ですから、子育ての物理的な不安を感じることはあまりありませんでした。

しかし、私がもっともストレスになったと感じたのは「周囲の母親との年齢差が、10~15歳以上あること」だったのです。

今思えば、自分自身が「若い母親である自分は、周囲より劣っている」という自己イメージが強かったのだと思います。「若いお母さんって、やっぱり未熟なのね」と周囲から思われてはいけない、そう思われることだけは避けたい……そういった気持ちがとても強く、自分で自分の首を絞めていた部分があったように感じます。

若いママの悩みとは? 周囲のママと隔たりを感じる瞬間

10代や20代前半の若いママは、ときどき周囲のママとの隔たりを感じてしまうことがあるのではないでしょうか。平均的な年齢のママたちとの関係の中で、疎外感や劣等感を抱いてしまう瞬間は、怖さすら感じるものです。

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年齢を聞かれるのが怖い

女性同士は、ある程度親しくなるとお互いの年齢の話が出るものです。私は比較的老け顔だったので、自分から年齢のことを言わなければ周囲にうまく溶け込むことができていました。

しかし、ママ同士である程度の顔見知りになると「ところで、年齢っていくつなの?」「若く見えるよね?」なんていう話題になるわけですね。

今思えばそんなこと気にすることないのにと思えるのですが、当時はこの瞬間って万引きがバレるくらいのドッキリ感を覚えていたものです。「25歳です」と逆サバ読みをしてしまったこともありました。

自分の年齢を言うことで、若い未熟な母親のレッテルを貼られて、嫌われるかもしれない」という気持ちがあったのです。若いママだって、立派に子育てしている人はたくさんいる。そうはわかっていても、若いというだけで実際に距離を置かれてしまう例もたくさんある。だからこそ、年齢の話は自分の中でタブーでした。

大学時代や結婚前の職種の話が怖い

ママ同士の会話の中に度々登場する「大学時代の話」や「結婚前の仕事の話」が出る瞬間も私にとっては怖い時間でした。

平均初産年齢は30歳ですから、結婚した年齢はだいたい25~30くらいの間のママが圧倒的に多いです。すると独身時代の話がけっこうな割合で出てくるんですね。

私は高校卒業後すぐに結婚していて、アルバイト以外の定職に就いたことがなかったし、学生時代を経験したこともなかったので、とにかくニコニコして話を振られないようにひっそりしているのが定番のスタイル。話を振られても、自分のことを話すとややこしくなるので、話題を誰かに振ったり、やんわり濁したりすることに必死でした。

すべてのママが自分より立派に見える

周囲のママが自分より10歳も15歳も年上となると、それだけでみんな立派なママに見えてしまいます

年齢を重ねている分、社会経験も人生経験も豊富なのは言うまでもありません。私は自分に自信のない、人の目を気にしすぎる性格だったことが相まって、自分が一番母親として劣っているような感覚は常にありました。

既に手に職をもっていたり仕事でそれなりの位置を任されている人もいて「今は育休中で、すぐに仕事復帰するから不安で……」とう悩みを吐露する人もいました。世間知らずなまま母親になった私は、そんな話を聞くだけでもうそれはそれは立派でカッコいいママに見えてしまったんですね。

年齢の若さが、自分の個性を出せない原因になる

「若いママのレッテルを貼られて、嫌われることは避けたい」という気持ちがあると、どうしても自分の好きなものや個性を出すことができなくなっていきました

なるべく、周囲のお母さんたちに合わせて「よい母親」「品のある女性」に見えるような服装を選んでいるところがありました。もうそこには「自分」というものはすっかりなくて「他人からみて、いい母親に見えること」が私の中ですべてになっていたこともありました。

なるべく目立たず、浮かない服装。かと言ってセンスが悪かったり無頓着だったりするのもダメ……といった感じで、とにかく自分で自分の枠を狭めていってしまったのです。

もちろん趣味や昔好きだったものといった話も、世代の違いを感じさせてしまうため、自由に発言することをためらってしまう部分がありました。

「若いママだから嫌われる」のは思い込み! 自分自身が、古い偏見を手放すべきです。

どんな地域にも若いママは一定数いるはずなのですが、働いていたり、学校に通っていたりすることも多く、専業主婦をしている若いママは少数派です。保育園や幼稚園の中でも、世代の違いから交流がしにくかったり壁を感じてしまうことがあるのではないでしょうか。

ただ、私は自分の親が私を子育て中、孤立することでどんどん子育てが苦しくなってしまったタイプだったため、母親同士の交流は自分の中で絶対重要なものだと考えていました。

しかし、あんなに「若いママは嫌われる」という強迫観念があったのに、実際年齢を理由に距離を置かれたことは一度もありませんでした。

正直なところ、いちばん「若いママはダメだ」と思っていたのは、自分だったのです

もちろん、他の母親の悪口や陰口が出たときに「あのママ、若くして産んでるからね」「若いからしょうがないのかもねぇ」という言葉で締めくくる人も、実際いるし私も見てきました。ただ、若いというだけで全体的に「ダメなママ」というレッテルを貼ってくる人はいなかったように思います。

あなたが若いというだけで付き合うのをやめようとする人は、こっちから願い下げ。無理して付き合うべきではない人だし、付き合っていったところで結果的に嫌な思いをすることになるのではないかなとも思います

人は誰かの欠点を見つけたときに、その理由を何かしらと紐づけしてしまうものです。誰かとトラブルになったとき、誰かを批判するとき、相手の年齢がたまたま若かったというだけで、よく考えもしないで「若いママだから」と勝手な理由をつけることもよくあることです。

若いママが気をつけたい! 子育てやママ友関係をうまく切り抜けるコツ

年齢と、人間的な成熟度はあまり関係がないことも、最近は常識になりつつあります。人生経験が少ない分、子どもを育てながら一緒に濃密な学習をしていくことができます。

そこで、若いママがこれだけ気をつけておくと良いと感じるポイントを4つまとめてみました。

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年齢コンプレックスから孤立しないこと

子育て中、母親の孤立はとても深刻な問題を引き起こすことがあります。頼れる人がいない、子ども意外に話し相手がないというのは、子ども中心の生活をする中で大きな弊害になってしまうのです。

若いママだから嫌われるのではないか、というのは誤解や思い込みです。あなたがしっかりと子どもを育てていることは、普通にお付き合いをしていく中でちゃんと人に認めてもらうことができます。できるだけ孤立しないよう、適度に子育ての情報や悩みの情報交換をする機会をつくってみてください。

自分が若いからと、良心的になりすぎないこと

自分の若さから、謙虚になりすぎたり、下手に出過ぎたりしてしまうことがあります。もちろん謙虚でいることも、人に親切にすることも大事です。ただ「若いから、どんな人にも良心的で親切にしなければいけない」と思い込まないように注意しましょう。

  • 非常識なママとはきちんと線を引く
  • マウントや見下した発言をする人とは距離を置く
  • 自分に合わないママ友グループに入ることはしない
  • 子供同士のトラブルに親が介入しすぎないこと

あなた自身の年齢が若いというだけで、なんでも無理して頑張る必要はありません。周囲のママの年齢がどんなに上でも、非常識な人はいるし、びっくりするような変な集団もあります。人生経験と共にだんだんと人との関わり方がわかってくるものだとは思いますが、その中で年齢コンプレックスがあると余計に振り回されやすく、ストレスを抱えやすくなるので気をつけてほしいです。

自分の子育てに信念をもつこと

できることなら「人からどう思われるか」よりも、自分の中に子育ての信念をもつことに注力できるといいですね。年齢が若いということにコンプレックスをもつママこそ、子育てに対して真剣であり、信念をもって育てることができると私は思っています。

最初の動機は「若いママは未熟だと思われたくない」という気持ちであっても、それが大きな原動力となり、子育てに一生懸命でいられることもあるのではないでしょうか

一生懸命になりすぎることも自分と子どもを苦しめる原因になる場合があるので、そのさじ加減は難しいところがあります。なんでも完璧にやろうとするのも、理想の母親像を追い求めることも、あまり大切なことではありません。自分の中で「これだけは譲れない」「これだけは大事にしたい」と思う、自分なりの子育ての信念を少しずつ探していきましょう。

子育てと遊びのバランスをとること

若いうちに子どもを産むと、制限が多すぎて自分の遊びたい気持ちが抑えられなくなるケースもあります。ここで、あなたにとっての「遊び」とは何か一度考えてみるとよいのではないでしょうか。

友達とお酒を飲みに行くこと、カラオケやクラブなどで夜遊びすること……こういったものが楽しいと感じる時期ももちろんあります。ただ、子どもがいる以上これらだけを自分の中の楽しみとしてしまうのは、ちょっと危険なのです。

百歩譲っても、子どもだけを家に置いて夜出かけるというのはもっての外ですよね。たとえそれをしなかったとしても「遊びたいのに遊べない」というフラストレーションが溜まることで、あなた自身の心のバランスが崩れることもあります。

あなたにとって、楽しいと感じられることはなんでしょうか? どんなことに興味があって、どんなことが好きか。家の中で、子どもが寝た後にできる範囲でできることを見つけるのもいいですね。

もしくは、自分の自由を確保するために、子どもの生活習慣を見直したり、時間の使い方や家事の作業スタイルを工夫したりという「知恵」をつけていくのも大事なことなんです。

子どもを育てながらでもできる自分なりの「楽しみ」はけっこうあります。そして、ときどきは夫や親兄弟に子どもを預けて、お酒を飲みに行ったり夜遊びしたりと「若い自分を楽しむ時間」も持てると嬉しいですね。自分の中の「遊び」の幅を広げることや、遊びと子育てのバランスを考えることも非常に大事です。

若いママのメリットとは? 早く子供を産んでよかったこと

若いママは、大変なことばかりではありません。若くして産んでよかったと思うこと、若いうちに子育てできるメリットはたくさんあります。

体力がある

まず、若いママは体力があります。個人差はあっても、やはり30~40代の体力と、10~20代の体力の差は、とても大きいです。

私自身、長男と次男を5歳差で出産しています。長男を育てていたときと、次男を育てているときの「疲れ方」や「行動力」の差を強く感じているのです。今私は、平均初産年齢の30歳になりましたが、今から子育てを一からすることを思うと、正直自信がないくらいに「若い頃の体力」に助けられてきたと思っています

若いママは、子どもと一緒になって遊ぶ体力も、子どもに合わせて行動できる体力ももっているんです。これは若いママ最大の強みですから、自信をもってくださいね。

子供の手が離れるのが早い

子どもを若く産んでいる分、子供の手が離れる年齢も早いです。その分若い頃の自由な時間やお金はありません。「先に楽しむか」「あとで楽しむか」の違いではありますが、個人的には先に苦労しておいて本当によかったと思っています。

というのも、20代を独身生活に捧げていても、私はさほど賢い時間やお金の使い方ができなかったような気がするのです。だからこそ、先に子どもを育てながら社会勉強やお金のこと、生活の知恵を蓄えることによって、ここから先の老後は「より有意義なお金と時間の使い方」ができるのではないか、という気がしているのです。若いときの苦労は買ってでもしろ、という言葉があるように、若い時代を子育てに捧げることは、結果的に効率のいい生き方であるようにも感じています。

子どもと一緒に育っていける

若いママは、子どもと一緒に育っていくという感覚をもちやすいのではないでしょうか。

ある程度、社会経験や社会的な地位やスキルをもっている人は、それなりに自信があることも多いです。独身時代をきらびやかに過ごしている人ほど、家庭に入ってから窮屈さや自由のなさを感じてしまうこともあります。

しかし、若いうちは考え方も価値観もまだまだ未完成で柔軟性があります。

考え方が柔軟な若いときに、自分の子育てを通じて子どもと一緒に育っていく感覚があることで、夫婦関係や仕事面、生き方など様々な部分で「方向転換や、軌道修正する力」が育っていく部分はあるのかもしれないと思っています

結婚年齢が若いと、離婚率が高い……などという統計もありますが、統計はあくまでも「数」であって、「個人」の話ではありません。離婚していても、すばらしい考え方をもった女性もいますし、結婚年齢が早くても、夫婦円満な家族もたくさんあります。

「若くても信念をもって子育てしている」ことは自信になる

若いママは未熟である、というステレオタイプを打ち破ること。これが、自分の中で少しの自信になることもあります。

世間的なレッテルを貼られてしまう可能性もある中、自分は自分なりに信念をもって子育てしてきたという感覚や、自分のことよりも子どもや家族のために生きてきたという「奉仕」の気持ちは「こんな自分でも、頑張ってきたなぁ」と思えることもあるのでは

少数派ではあっても、アウェーな中を頑張って生き抜いている人こそ、いろいろな摩擦や悩みを潜り抜け、人間的に成長していけることもあると私は考えています。

「若いママは未熟」という考えは古い。年齢だけで嫌われることなんてないよ。

若いママは未熟だというのは、偏見です。もちろんそういうケースがあるのは事実ですが、それとあなたは別の人間です。

あなたは「若いママだから、嫌われるのではないか」「若いから、周囲の環境に溶け込めないのではないか」と考えて、きっとプレッシャーを感じているはず。その気持ちこそが、きっとバネになっていきます

コンプレックスを感じすぎず、子どもと一緒に自分も育っていけばいいのです。また、子どもの手が離れてから、なんでもできます。人は意外にも、30~40代でも夢や希望にあふれています。その時に後悔しないためにも、今は少しだけ目の前の子どものことに集中してみるとよいのではないでしょうか。/Kandouya編集部

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