「昨日何してたの?」「その服いつ買ったの?」「彼氏とあの後どうなったの?」「用事があるって言ってたのになんで家にいるの?」
やたらと干渉してくる友達って……けっこうめんどくさい、時にはちょっと怖い!
なぜ友達はあなたに干渉してくるのでしょうか?依存されてるの?しつこいのは、友達として大好きだから?
何かと干渉してくる友達関係にはどんな心理があるのか、どんな行動パターンがあるのかを見ていくと、ちょっと楽になったり、対応の仕方がわかってくるかもしれません。
友達が干渉してくる…あなたの友達はどのパターン?

干渉してくる友達はいくつかのパターンに分けることができます。自分の捉え方も関係してくるので、その点も踏まえて考えてみましょう。
友達の干渉パターン①依存心が強い「支配タイプ」
いちばん厄介なのはこの「支配タイプ」です。
干渉というのは「相手を自分の思い通りにコントロールしたい」「相手のことは何でも知っていないと気が済まない」とう心理が隠されています。
もちろん、当の本人はそのことを無自覚でやっているはずです。支配したいという気持ちは自覚していませんが、ちょっと妬ましいとか、興味がある、自分と相手との境界線が薄いといった不安定な人間関係を築きやすい人であることは確かです。
やたらとしつこく聞いてくるとか、行動を把握したいというパターンが一番多いですが、時には……
- しつこく電話やLINEをしてくる
- 連絡や要求に応じないと怒る
- 断ると「絶交」「もういい」などと切り捨てる
- あなたの行動をSNSや人づてに調べる
こんな行動に出ることもあるので非常に厄介です。支配タイプは、単純に「知りたい」というわけではなく、相手を所有物化して思い通りにしたいという心理が少なからずあるといってもいいでしょう。
友達の干渉パターン②思ったことを口に出す「単純質問タイプ」
何でも思ったことをそのまま口に出してしまう人もなかにはいますよね。
- 服どこで買うの?
- それいつ買ったの?
- あれはどうなった?
- いつも家で何してるの?
- そのメイク変じゃない?
- なんでそんなの持ってるの?
良いことも悪いこともなんでもかんでも、思ったことは口に出さないと気が済まない!というタイプの人も世の中には意外に多いんですね。単純に「そう思ったから言っただけ」ということも、あなたにとっては「何でもかんでも口出ししたり、聞かないでほしい……」と感じてしまうこともあるでしょう。
特に自分が気にしていることや、言われて凹むようなこと、あまり人前で言いたくないことを根掘り葉掘り聞かれたり、バシバシ意見をぶつけられると不快になるのも無理はありません。
友達の干渉パターン③上から目線で姉御気取り「マウントタイプ」
マウントも、干渉の一種であると考えられます。
マウントとは「相手の上に乗っかって、自分の価値を確認したい」という心理からきています。
- 頼んでいないことをやろうとしてくる
- 聞かれた答えに対してマウントをとる
- ささいなことに食いついてきて批判する
- 「私がいないとダメなのね」という空気を出す
支配タイプにも少し似ていますが、こちらは支配タイプよりもややソフトで「私は姉御気質だから」という感じで、意見したり批判したり、上から目線な態度を出してくるのが特徴。
どのみち、対等で適度な距離感を保った関係ではありません。
干渉してくる友達への接し方・対処法ってあるの?

干渉してくる友達がめんどくさい、ウザい……
でも、どうやって交わせばいいかわからないし、相手を怒らせてしまうかもしれないから怖い!という状況に陥っている人も少なくありません。
干渉をやんわり拒否する「質問攻撃」
「干渉するのやめて!」「こっちの気持ち考えてよ!」というのが本音ではありますが、突然こちらがキレてしまうのはちょっと危険です。相手は無意識にやっていることがほとんどなので、急に自分の悪いところを突かれると逆切れするおそれもあります。
円満に解決するためには、伝え方がとても大事です。絶対に感情的にならず、論理的にやめてほしい理由を伝えましょう……と言いたいところなんですが、そんな真っ向から正論を言っても通じないのが人間関係の嫌なところですよね。
そこで「なぜ、私にそんなに興味があるのかなぁ?」「私のこと、全部知っていたいの?」という感じで、意表を突くような質問で返すのも効果的です。
相手も、質問されたからにはその問いに答えなければなりません。問いに答えるときには、自分なりに考えたり、客観的に自分を見つめなおしたりする必要もあるので「嫌なことを伝えるときは、説明よりも問い」を意識するといいですね。
適当に返すスルースキルも大切
聞かれたことには全て正直に答えなくてはいけないわけではありません。適当な返事をしたり「忘れちゃった」「なんだっけな~」と受け流すのも一つのスキルです。
ときどき、あなたの発言の裏を取るようにSNSを調べたり、人づてに話を聞き出したりするような厄介な場合もありますが、それはプライバシーを侵されているようなものです。ただの友達にそこまでされている状況はおかしいということを自覚してみてくださいね。
どんなタイプでも干渉してくる友達とは距離を置く
先に挙げた干渉してくる友達のタイプの、どのパターンであっても、あなたが不愉快だと感じている以上は距離をおくべき人です。
- 友達だから干渉する
- 仲が良いから何でも知っていたい
- 友達に自分の知らない一面があると不安
上記のような状態は、友達関係に依存している状態です。もちろん、多少なりとも友達関係でやきもちを焼いたり、うらやましいなと感じるようなことはあります。しかしそのような心理から人の行動や心をコントロールするのは、正しいことではありません。
自分が嫌だと思う人に、時間や労力を奪われないでほしいと感じます。
干渉してくる友達はめんどくさい!これを機に関係を見直して

干渉的な友達を切り捨てたら「相手が悲しむかも」「怒らせてしまうかも」「厄介なことになりそう」そう考えて、距離を置けない人も多いです。
しかし、自分が嫌な思いを我慢してまで、相手を悲しませない・怒らせないようにがまんすること、頑張ることはとても不自然で、不健全なことなのです。
案外、疎遠にしたり連絡を絶ったり、思ったことをストレートに言っても、昨日と変らぬ日常が過ぎていきます。友達は無数にいますし、人間関係はその時々で変化するものです。もしかすると、あなたがその友達を拒絶しても、すぐに別のターゲットを見つけて、あなたのことなんてまったく執着しなくなる……なんてこともけっこうあります。自分を犠牲にせず、上手に切り抜けていけるといいですね。/Kandouya編集部