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すべての悩み解決に共通する「自分でコントロールできること、できないこと」

さまざまな悩みを解決する上で大切なことのひとつに「自分でコントロールできることとできないことを分ける」という作業があります。

これはすごく大事なことなのですが、日常生活の中ではついつい忘れてしまうもの。私自身もときどき、うっかり自分のテリトリー外のことに手を出しそうになったり、自分のテリトリーの中に相手が侵入してくることを許してしまっていることなんかもあります。

しかし、基本的な思考パターンとして「自分でコントロールできることとできないこと」を分けるという概念があるだけで「おっと危ない」と危機回避できたり「じゃあ、どうしたらいいだろう?」と試行錯誤することができたりします。

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自分でコントロールできること、できないことの違いってなんだろう?

たとえば、人間関係の悩みでは「あの人が嫌い」「あの人がいるから仕事に行きたくない」という悩みがよくあると思います。

そのときに「自分にコントロールできる領域ってどこだろう?」ということを考えると、具体的に自分がどう動けばよいかわかってくるんですね。

嫌いな人がいて、仕事に行くのが嫌、ストレスであるという状態ならば、あなたができることはなんでしょう?

  • 嫌いな人と話し合う
  • 仕事をやめる

たぶん、できることはせいぜいこの2つくらいしかないと思うんですね。

でも、嫌いな人に対して自分の気持ちを訴えたり「あなたのここが嫌!」とはっきり言えることって少ないですよね。そもそも、それができないから悩んでいるのだと思います。言える人は「あなたのそういうところが好きじゃない」とはっきり言えてしまったりするものです。

言えない人やがまんしがちな人は、直接対峙することができないので自分で抱え込んでしまっているのだと思います

すると、できることは「仕事をやめる」「転職する」というような、一見大きな選択しか残りません。

大事なのは、ここで心にブロックが出現することにより、行動を起こせなくなっているということなんですね。

自分でコントロールできることも「できない」「やってはいけない」と思ってしまう

人間関係の問題で仕事をやめたり転職を選ぶことを「ダメなこと」「そんなことは無理」と思ってしまう。ここが大きなポイントだと私は考えています。

仕事に行くのがどの程度つらいのか、その嫌いな人の影響が自分にとってどの程度大きなものかにもよりますが「仕事を変えることはダメなこと」「嫌なことから逃げるために転職するのは情けない」というように、いろいろなマイナスの理由をつけて自分の行動を制限してしまう人が圧倒的に多いです。

何事もそうなのですが、心の優しい人やがまんしすぎてしまう人の心の中には「できないこと」「やってはいけないこと」「選んではいけないこと」ものすごく多いのです

おそらく、自分でも気づいていないところにたくさんの壁があって、制限だらけになっているのではないでしょうか。

自分でコントロールできないことに対して、不満を持ってしまうこともある

仕事場に嫌いな人がいて、その人に対して「あの人のせいで私はつらい思いをしている」という考え方になってしまうこともありますよね。その「嫌いな人」がどんな人かやどんな言動をとるのか、というのはここではいったん置いておきます。

  • あの人のせいで自分が苦しい
  • あの人をどうにか辞めさせたい
  • あの人さえいなければ平和なのに

こんな考え方になることも、時にはあると思います。でも、相手をこちら側がどうにか動かすとか、改心させるとか、そういうことってほとんどできません。たとえあなたが勇気を出してその人の悪いところをすべて指摘して直してくださいと言っても、伝わらなかったり、解決にいたらなかったりすることもあると思います。

よく「相手を変えようとするよりも、自分が変わったほうが楽だ」と言われるのは、そういうことです。何でもがまんしてため込むのがいいというわけではなくて、自分が行動を選択するという「自由さ」が大事になるということなんですね

自分の問題と相手の問題を分けること、自分でコントロールできることとできないことを分けることについては、自他の境界線について一度じっくり考えてみるとよいかもしれません。

自分の行動を変える以外に、コントロール方法ってあるの?

嫌いな人のせいで仕事が嫌だ、憂鬱で気分が下がるというストレス過多の状態があっても、がまんする・耐えるという方法をとるしかないと思ってしまいますよね。

仕事を今すぐ辞めることなんてできないし、生活の問題もある。再就職先が見つかるかどうかもわからないし、家族や子どもを養う立場の人は安易に職場を変えられないと感じて、がまんしてしまうんですね。

そういう場合には「吐き出す」「捉え方を変える」という方法を無意識にとっていると思います。同僚に愚痴をこぼすとか、SNSで愚痴を吐き出すとか、日記に書くとか、家族に聞いてもらうとか。

そしてその中で「そういう人は〇〇な人なのかも?」「あの人は〇〇だから、△△なんだろうな」なんて、分析したりすることで自分を納得させていったりもすると思います。

色々な方法で、私たちはストレスを吐き出し、解釈のし直しをしています。愚痴や不満を口にするのは悪いこと、という風潮もあるのですが、こうやって吐き出すことは大事な自己調整作業だと言えるので、完全に悪いことではありません

陰口や噂話と、愚痴や不満というものは違うんです。自分が感じたことや思ったことを誰かに聞いてもらったり、どこかに書き出してみたりすることはとても大事な心のケアです。ただ、ここでも「こんなことばかり言って、自分はダメなヤツ」という自責の念が働いたり、ネガティブな感情ばかり見つめてしまうことで状況がよくならないという自覚が生まれたりしますよね。

ひとつ覚えておいてほしいのは「いつまでもがまんは続かない」ということです。そして、あなたには現状を変える力があるし、選択の自由があるということ。人に頼ったり迷惑をかけたりしてもいいから、自分を嫌なことやストレスから守ることも大事なのですね。

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自分の人生をコントロールするには、自分に許可をだしてゆるしてあげる

自分でコントロールできない問題で悩んでいるときは、離れるのがいちばんです。あれやこれやと離れてはいけない理由が浮かぶと思うのですが、そこにあるのは「自分は選べない」「自分には自由がない」という思い込みだったりすることもあります。心のブロックですね。

本当は選んでいいのです。仕事をやめることも、嫌な人間関係から離れることも、断ることも、何かをやめることも……。

本当は全部選んでいいんです。自分のことは自分でコントロールして、いいのです

「いいんだ」というところが、とっても大事ですよね。

現況が嫌なら自分で選べばいい。全部自分の問題だ。自分さえ変われば環境は変わる。全ては自己責任だ!

このような意見はおそらく、頭ではよくわかっているし聞き飽きていると思います。本当に今あなたに必要なのは、自分で全部背負い込むことではなく「自分に許可を出す」ことや「自分を許す」ということなのかもしれません

自分が変わらなきゃ……という感覚を捨てましょう。そして「自分が決めていいんだ」「自分で選んでいいんだ」というような感覚に変換していくと、きっと心持ちが軽くなると私は思っています。/夏野 新

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