10月14日水曜日に、第2回HSP交流会を行いました!

今回も参加者の方3名と、Kandouyaの森花・夏野の計5名でのお話会でした。
今回は内容が深く濃いテーマになり、人間関係から始まって、家庭環境、恋愛などの話もできました。
愛着問題とHSP
人の顔色をみてしまったり、相手へ言いたいことがあっても、飲み込んでしまうこと。
強く言われると言い返せないこと。人の心配ばかりして、自分の気持ちがわからなくなること……
HSPならではの悩みだと思います。
そのような傾向のあるHSPは、子どもの頃から育った家庭の中でずっと「バランスを取る役」をしていたケースがとても多いものです。
どんな家庭でも、多少の問題や歪みがあるもので完璧な家庭環境など存在しない。しかし、その歪みを調整する役に立ち回る存在は必ずいるのですよね。
HSPは、思えば子どもの頃から家の中でも、空気を読み、観察し、先手を打って行動し、疲れ果てていた部分があるのではないでしょうか。
そうして育ってきた自覚がある方もいるでしょうし、今まで気づかなかったけど、そうだったかもしれない……という人も多いでしょう。
こうした、幼少期からの家族関係は「愛着理論」といって、その後の人間関係や恋愛、子育てなどありとあらゆるところに影響をもたらします。
今回は、そんな「幼いころからの体験」を語り合う場面も。
2時間では語り切れない部分でしたので、今回は時間が足りないような感覚があったように思います。
HSPの特性をうまく扱うには
もう一点、HSPであることは本当に武器であり、才能であるというお話も出ていました。
HSPの気質もっていない方からすると、HSPの「気づく力」「配慮するスキル」は羨ましいとしか言えないもの。そんな才能である部分を「悩み」としてしまうのはなぜなんだろう……?というところに話題が及びます。
参加者の方や私たちから共通して出たのは「自分や周囲をデータ化して蓄積していく」という話でした。
HSPであること、平均的な感覚とは違うということがわかったら、その違いや普通の感覚を「データ」として自分にストックしていく。そのストックされた情報を基に「こんな風に振舞っても大丈夫」「これくらいは気にしなくても大丈夫」「自分がそこまで頑張らなくても大丈夫」という、基準を判断することができるようになるんですね。
これは、もはや作業であり練習、訓練なのですが、そんなことについてもHSP同士で話すことで新たな発見と共感が生まれました。
参加者の方からの声
本日はありがとうございました!大変参考になるお話がたくさん聞けて、とても楽しく、2時間あっという間で全然時間が足りなかったです。同じように感じて生活している方とお話できたのはとてもうれしく、また新しい発見もありました。みなさんと初対面で、自分も何を話しているのか?話したいのか?聞きたいのか?分かってきたころに時間が終わってしまった気がしてもっとみなさんとお話したいと感じました。また機会がありましたら夏野さん、森花さんはじめ、もっといろいろな方とお話でたらいいなと思いました。本当にありがとうございました。
Rさん/女性
HSPという個性のお持ちの方々と、意見や話し合いができた事は、自分の今後の生き方、価値観に大きな影響を与えて下さいました。また機会が、ありましたら是非参加させて頂きたく願います。
Kさん/男性
今回ご参加いただいたみなさん、改めて本当にありがとうございました。2回目の参加なども大歓迎ですので、またよろしくお願い致します<(_ _)>
HSPな参加者さんからのおすすめ本
今回も、参加者の方から愛するということ/エーリッヒ・フロムという本を紹介していただきました。HSPだけでなく、恋愛や子育てなど多くの分野にて発見の多い書籍ですので、ここで皆さんにシェアしておこうと思います。
愛をテーマにしていますが、恋愛で悩んでいる人や、恋人や結婚を手に入れられない人が読む本ではありません。恋人がいる人も、結婚している人、子どもがいる人などすべての人に対して「愛するとはどういうことか」を再確認するための内容となっています。
みなさんありがとうございました!
今回はテーマが深いところに行きついたので、まだまだ話し足りないところがありました。Kandouyaのわたしたちも、また次回開催を楽しみにしています。
ご参加いただいた皆様、そして交流会のお知らせをきっかけにLINEへご登録いただいた方などもいらっしゃると思います。今後も記事や動画、交流会のような場の提供などさまざまな発信を続けていきますので、よろしくお願い致します。/交流会企画者 夏野新