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「仕事が怖いから明日が来てほしくない…」なぜそうなってしまうの?心理と対策とは

仕事が怖いの、なぜ? 正直つらい……

明日がくるのが怖い。寝ると朝になってしまうから、なかなか寝付けない……

その理由は、仕事に行くのが怖いから。日曜の夜に放映される有名なアニメ番組「サザエさん」を見ると、明日から始まる仕事に不安を感じてしまう“サザエさん症候群”という表現が有名です。(正式な名前はブルーマンデー症候群といいます)

なぜ仕事が怖いのでしょうか。仕事に対する不安の根本的な原因は、どこにあるのでしょう?

仕事が怖いと感じる【心理】とは?

「仕事」と一言に言っても、仕事のどんなところに不安や恐怖を感じているかはっきりさせる必要があります。何事も「何がどんな風に嫌なのか」という原因を明確に、はっきりとさせることで解決策や対処法が変わってくるからです。

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失敗するのが怖い

あなたには、仕事で失敗することやミスをしてしまうことを怖がっている節はありませんか?失敗することへの恐怖感に、仕事の内容は関係ありません。

人の命を扱う仕事や危険を伴う様な仕事には、たった1回のミスも許されなかったり、作業のちょっとしたミスで重大な損害や問題につながったりすることがありますよね。

しかし、ここでいう「失敗への恐怖」とはこのような特殊な仕事のことだけではありません。

  • ミスを指摘されるのが怖い
  • スピードや正確性を保つプレッシャー
  • 自分の判断を否定されることの恐怖
  • 人とのやり取りがうまくいかないことの恐怖

このように、どんな仕事にも当てはまる「失敗への恐怖」や「指摘・注意を受けることの恐怖」からきているのかも。

嫌な人に会うのが怖い

どんな職場にも必ずといっていいほど「嫌な人」がいるものです。嫌な人の存在は、仕事そのもののプレッシャーをはるかに超える威圧感を持っています。

どんなに厳しくて大変な仕事でも、一緒に働く人がいい人ばかりでリラックスして働けるなら「頑張る力」「耐える力」もつつきます。しかし、どんなに楽しくてやりがいのある仕事をしていても、一緒にいる人の威圧感やパワハラの様な言動があると、仕事そのものに悪いイメージがつき心をむしばんでいきます。

自信が持てない

自信がないのを自覚している人は、その自信のなさが「仕事がうまくいかない」「仕事に行くのが怖い」という恐怖感に繋がっているかもしれません。

自信とは、自分を信じると書きますよね。自分の記憶や判断を信じて「これでいいのだ」と心から思えないと、どんな仕事をしていても不安です。「これってこうでいいのかな…」「こうしたほうがいいと思うけど…ダメかな…」こんな風に、職場の人や上の立場の人から叱責されることを怖がって「自信喪失」状態になっているのです。

「仕事が怖い」と言えない風潮

大人として生きていく以上、仕事をもっていて当然。朝仕事にでかけて、夜までしっかり働くのが「真っ当な大人」という価値観は根強いです。そんな中「仕事が怖い」「仕事に行きたくない」という不安を抱えていても、それを周囲に話せる状況はなかなかありません。

「甘えている」「社会不適合者」「ニートになるのか?」

仕事が怖いなんて口にすれば、いろいろなところから「ダメ人間」としてのレッテルを貼られてしまう風潮は、残念ですがとても強くあると感じます。

時代がそうさせている部分も

少しずつ仕事に対する価値観は変化しているようにも見えますが、まだまだ「一般的」には仕事を失うのはとても恐ろしいことのように思われています。

仕事を辞めると、路頭に迷うことになる……そんなイメージが強すぎるため、どんなに仕事が嫌でも、泥沼の人間関係に悩んでも「逃げたら死ぬ」というイメージを植え付けられているのです。

働き方改革や、肩書のない世界、仕事は探すのではなく作る時代……そのような「働き方の新時代」に乗ることができているのはほんの一握りの人。世の中の一般人の多くは、まだまだ仕事をやめることに強い恐怖と罪悪感をもっています。

仕事が怖い!そんな時に考えたいこと

仕事が怖い……という思いは、そのまま放置しているとうつ病や自律神経からくる体の不調など、さまざまな健康被害をもたらします。我慢するのが美徳だという時代はとうに終わりました。

あなたの仕事への気持ちと、恐怖から解放されるために必要なことを、順を追ってお話していきます。

今の仕事に、やりがいはある?

あなたは今の仕事が好きですか?どんな嫌なことがあっても耐えられるくらい好きな仕事をしていると、胸を張って言えますか?

おそらく、恐怖感を感じてつらくなっている時点で、少なくとも今の職場にあなたの本当のやりたいことはないのかもしれません。例え同じ業種であっても、居心地は会社や部署ごとに違います。純粋に仕事の内容や目的が好きか、意義を感じていないか。まずはそこを明確にしていきましょう!

今の仕事を始めてどれくらい?

今の仕事を初めてどのくらいが経ったでしょうか?よく、同じ会社で最低3年継続すべきなどといわれていた時代もありましたよね。しかし、3年という期間は長すぎます。たった1年でも、良い環境に身を置くことで人は大きく成長するものです。3年も悪い環境の中にいたら、あなたの血や骨まで悪い環境に染まって、ますます価値観が偏ってしまうかもしれません。

ただ、1週間や2週間で辞めるのは、選択が早すぎるともいえます。仕事に慣れるまでには、数ヶ月~1年程度はかかるもの。その期間は何とか乗り越えて、体や心が仕事に馴染んできてから初めて「自分にとって最適な職場か」ということを判断することができるのです。どうにもならないパワハラや、明らかに理不尽な職場環境であれば別です。しかし、同じ仕事を継続する期間は、自分でバランスをとりつつ見極めることが必要でしょう。

信頼できる人は、1人でも職場にいる?

あなたの職場には、信頼できる人がひとりでもいるでしょうか?仕事の悩みや、あなたの素直な気持ちを話せる相手はいますか?

職場が複雑な人間関係やシビアな仕事内容であっても、愚痴を言い合ったり、気持ちを分かってくれる人がひとりでもいると、気持ちは大きく変わります。人間は、自分の考えたことを第三者から肯定してもらいたいという欲求をもっています。自分の考えや意見を「間違ってないよ」といってくれる人が一人でもいれば、あなたのストレスレベルは下がるのです。

嫌がらせやいじめはない?

明らかな嫌がらせやいじめがある場合、仕事に恐怖を感じる原因は明白です。よっぽど高給をもらうか、信念をもって何かを成し遂げたいのであれば、いじめや嫌がらせも潜り抜けられるかもしれません。しかし基本的にはこのような「敵」からは逃げ、自分の身を守ることが先決です。

いじめや嫌がらせは、その時だけの問題ではなく、心の外傷となって長年引きずることになる可能性もあります。我慢すれば我慢するほど、傷は深くなってしまいます。

体調は悪くなってない?

あなたは、仕事に恐怖感を覚え始めてから体調に変化はありませんか?このような変化があったら要注意。心のストレスが体にも表れてきているかも。

  • 眠れない・眠りが浅い
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 食欲がない
  • 胃腸の調子が悪い

ストレスからくる体の症状はさまざまで、一見心の問題とは別の不調のように見えるものもあります。こうした体の不調がある場合、その原因は「仕事への恐怖感」からきているかもしれません。その他にも、ヤケ食いや酒・たばこの量が増える・浪費するなどのアディクションと呼ばれる行為に走ることもあります。

仕事が怖くなるほどつらい! その対処方法は?

仕事が怖いとまで感じる状態は、とても危険な領域です。「仕事の手が足りないし…」「自分が辞めると周囲の人に何て言われるか…」このような不安から、転職や退職の決断はつけにくいこともあります。しかし、このまま仕事をズルズル続けていると、いつか足元の足場が一気に崩れ落ち、立ち直れないほど重症化してしまう可能性もあります。

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仕事をやめるのは悪いことではない!

仕事を辞める=根性がない

長く仕事を続けている=優秀である

このような方程式を信じることをやめましょう。仕事を辞めるのは悪いことではなく、自分に必要な選択と決断ができる「っ素晴らしいこと」なのです。もちろん、仕事を辞めるにはいろいろな準備やリサーチが必要です。最低限の生活を確保するためには、数ヶ月~数年前から準備して、転職の準備建てをすることなども必要。世の中には転職経験のある人が五万といます。その人たちは全員、悪い人でしょうか?そんなことはないはずです。その準備建てをやってでも、あなたはもっといい環境で働くことを望むか?今の場所で我慢し続けるか?その2択です。

大事なのは退職する「タイミング」

大事なのは、仕事を辞める・続けるではなく「適切なタイミングを選ぶこと」です。

今どうにも体調が悪くてこれ以上仕事を続けられないようなら、やむを得ずすぐにでも退職や休職の措置をとることが必要です。しかし、やはり仕事関係者への配慮や、仕事の引継ぎなどの問題も心配ですよね。

一般的には年の終わりである12月や、年度終わりの3月いっぱいでの退職が理想とされています。また、転職先のリサーチや実際の転職活動を現職と並行する場合、退職までに3~4ヵ月程度の期間はみておくといいとされています。

退職や転職は、悪ではなく「新しいスタート」「軌道修正」と考えることができます。けっして仕事を辞めることに劣等感や罪悪感を覚えず、計画的に新しい働き方を考えていくのも大切です。

やめたくないなら、ストレスの解消法を見直す

もし、今の仕事を辞めるつもりがないのなら、仕事との向き合い方やストレスの発散方法を見直してみましょう。

あなたは今、ストレスを感じつつもそれを上手に発散したり、気持ちの切り替えがうまくできていない状態にあるかもしれません。例えば「休日は外にでかけて気分転換しなきゃ!」と思っていても、実は休日の気分転換が逆に疲労を増加させることもあります。

また、仕事以外に好きな趣味がない、気の置けない友人や家族と会話を楽しむ機会がないなど、仕事以外の生きがいを見いだせていないのかもしれません。

仕事は、人生の一部にすぎません。仕事以外の生活を充実させることや、自分の性格や体質を理解し、いちばん適切なストレス発散法はどんなことなのか、もう一度振り返ることも必要です。

心身に不調をきたしている場合は無理せずに休む

体や心の不調が目立つ場合、決して無理をせずに休みましょう。心療内科などに行って事情や症状を説明すると診断書の発行をしてもらうことができます。それを持って、休職願を提出してみましょう。

日本人は、休むのが下手で、休むこと=悪いことだと思う傾向にあります。休むことは自分の生活や体をコントロールするための手段であり、怠けではありません。休職中の給料などは、職場によってまちまちですが、無給となってしまうこともあります。加入している健康保険の申請を行い、傷病手当の支給に該当すれば、お金が支給されることもあります。

仕事が怖いという恐怖感をないがしろにするのではなく「休むための努力」をしてみることも必要です。

仕事に夢を持てないなら、別の道を考えよう

職場にどんな嫌な人がいても、どんな難しい壁にぶち当たっても、仕事に対する「夢」や「目標」がある場合、仕事をやめたいとは思いません。

今の仕事に夢が持てず、何のために働いているのかわからない……そんな状況のときは、別の道を考えることも一つの方法です。現代では在宅ワークや、リモートワークなど新しい働き方があります。新しい環境に飛び込むのはとても勇気が要りますが、仕事に怯えてプライベートもままならないという生活を続けるのは、とても不自然です。

何かから逃げるためには、何かを捨てて新しい場所に飛び込む勇気も必要です。あなたが本当に自分の人生を充実したものにしたいかどうかが、ここで問われるのかもしれませんね。

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仕事が怖いのに無理をすると、心が壊れるかも

仕事への怖さ、ストレスや疲労をそのままにしていると、いつか絶対に倒れてしまうときがきます。世の中には、仕事が原因で心の病を発病する人が後を絶ちません。一度心を病んでしまうと、立ち直るまでに時間がかかります。ひどくなると重症化して外に出ることもままならなくなり「ひきこもり」などに発展してしまうことすらあります。

大げさな話ではなく、あなたの身の回りでも起こっていること。次はあなたの番……とならないように、なるべく早い段階で今の現状を改善する考え方を、身につけてほしいです。/Kandouya編集部

「仕事すぐ辞めたい!今すぐ辞めたい!もう無理!」ってなった時に読む指南書。

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